5話です
大きくため息をつきながら、布団に飛び込む。
とっくにに太陽は昇っていて、眩しいくらいに私を照らす。
最終選別から3日ほどたった今日、私は刀が届くまでの束の間の休日を過ごしていた。
最終選別から帰ったのは結局夜遅くになってしまった。
もう寝ているかなと思い静かに煉獄家の門を通り、祖父の家の扉を開いた。
すると、祖父が駆けつけて来てくれた。
その顔は驚きが隠せていなかった。
祖父は目に涙をためながらそう言った。
私を最終選別を送り出したあと、もう少し鍛錬を積ませてからでもよかったのではないかと思い始め、ずっと後悔していたらしい。
私は笑顔で伝えた。
その日から、刀が届くまではゆっくり休むようにと祖父に言われ、鍛錬もせずにダラダラと過ごしていた。
やったことといえばお母様に手紙を書いたことくらいだろうか。
手紙とは思えないほどすぐに返事が返ってきて驚いた。
手紙にはそのうち顔を見せてほしい、と書かれていた。
正直、もう少し強い剣士になってからお母様に姿を見せるつもりでいたが、一度顔を見せておきたいなと思った。
祖父が私の部屋に来て言った。
やっと鍛錬ができる…!
その喜びと、鬼と戦う緊張が体を包む。
部屋を出て、一階の居間にいくと、ひょっとこのお面を被った人が座っていた。
少し不安を抱え、刀を握る。
すると刀の色が変わる…ことはなかった。
私もなんとなく思っていたことだ。
祖父が私が複数の呼吸を使えることを説明してくれた。
刀鍛冶の人はとても優しい方で場合によっては刀を打ち直してくれると言ってくれた。
でも、この刀は私に合っている気がした。
久しぶりに握った刀のはずなのに、体はしっかり覚えていた。
前よりももっと動きが洗練されているくらいだ。
刀のおかげかな。
数週間鍛錬を重ねて、いよいよ任務に行く日となった。
ここまでです。
今回は短めですね。
書きたいことはたくさんあるのに文字にするとなると難しいです。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!