第217話

第194話
4
2025/12/06 04:12 更新
《こおり視点》
彼が目の前から消えたあと、僕はその場所を見詰める。
...本当に...君は「予想外の人物」を「演じれる」よね...。
それなら...僕も「雨の劇」を「盛り上げる」としよう。
こおり
...あの人は...何だったのかな...?それに...
そういって、僕は手に持っている傘を眺める。
こおり
...この「傘」を..."残していった"けど...
こおり
...僕には...何も「分からない」や...
こおり
...でも...まだ..."生きてみよう"...かな....
そう言った瞬間、劇の光が消えて「時間の経過」が表現される。
しばらくして再び光が戻ると、僕は「教室の中に居る自分」を演じる。
こおり
今日は...あっ、えっ?筆箱忘れた...
そう言った瞬間、後ろから誰かに抱き付かれる。
こおり
えっ?だ、誰?
うさぎ
お兄ちゃんが居た、来た
こおり
えぇ...?来るの早くない...?
うさぎ
知らないもん、傘も差さずに外出た人
こおり
ご、ごめん...
うさぎ
...良いよ、お兄ちゃんに筆箱貸す
こおり
会話がおかしいけど...まぁ、ありがとう
そういって、僕は筆箱を受け取る。
うさぎ
教室戻る、お兄ちゃんまたね
こおり
うん、またね
うさぎさんが戻ったあと、僕は筆箱を机に置いてから下を向く。
こおり
...僕の「答え」なんて...そんなの...
運びや
...今は「分からない」よ...
こおり
...え...?
僕が顔を上げると、君が目の前で膝立ちして見ていた。
こおり
な、え...?何で君が居るの...?
運びや
...?生徒...違うの...?
こおり
えっ?そ、そうなの...?
運びや
...?
こおり
...えっと...その...
運びや
...私は「不確かな答え」を...貴方から「聞きたい訳じゃない」から...
こおり
ッ...!
運びや
...貴方は「答えがある」から...いつか「辿り着ける」と思うよ...
こおり
...え...?どう...いう...
運びや
...私は..."違う"...
こおり
...え...?
運びや
...私は「答え」なんて..."初めから無い"...
こおり
ッ...!!
運びや
...それが...私の「矛盾」だから...
こおり
え...?「矛盾」って...どういう...
そう言った瞬間、「学校のチャイム」が流れた。
運びや
...時間だから...またね...
次の瞬間、君が僕の目の前から消えた。
こおり
...消えた...けど...
こおり
......
静かに筆箱を開けると、僕は「消しゴム」を取り出す。
こおり
..."答えに"..."矛盾"...か...
こおり
そんなの..."分からない"よ...
こおり
...僕は..."どうしたら良いの"...?
___...お願いだから...誰か..."教えてよ"...___

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