《こおり視点》
彼が目の前から消えたあと、僕はその場所を見詰める。
...本当に...君は「予想外の人物」を「演じれる」よね...。
それなら...僕も「雨の劇」を「盛り上げる」としよう。
そういって、僕は手に持っている傘を眺める。
そう言った瞬間、劇の光が消えて「時間の経過」が表現される。
しばらくして再び光が戻ると、僕は「教室の中に居る自分」を演じる。
そう言った瞬間、後ろから誰かに抱き付かれる。
そういって、僕は筆箱を受け取る。
うさぎさんが戻ったあと、僕は筆箱を机に置いてから下を向く。
僕が顔を上げると、君が目の前で膝立ちして見ていた。
そう言った瞬間、「学校のチャイム」が流れた。
次の瞬間、君が僕の目の前から消えた。
静かに筆箱を開けると、僕は「消しゴム」を取り出す。
___...お願いだから...誰か..."教えてよ"...___












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。