第4話

4_違和感に日常
3
2026/02/26 12:00 更新
【レシタイミ王国・ダイキの家】
シキ
…?
意識が覚醒する。

…そうだ、昨日はダイキの家に泊まって雑魚寝したんだ。

グミパーティー、楽しかったなぁ…






イト
本当なの!!本当の本当!!!
レオ
えー嘘だぁ
ダイキ
イトさん疲れてるんじゃないすか?
イト
本当なんだってば!!!
朝から元気だな。
シキ
…おはよ…
ダイキ
あ、おはよ
レオ
シキおはよー!
イト
おはよう、シキ…
ミノル
zzzzz…
ミノルはまだぐっすり寝ている。

こんな状況でよく寝れるな…
シキ
朝からどうかしたんですか?
イト
実はさ、昨日の夜トイレに行ったんだけど…
ー真夜中ー
イト
…ねむい
早く済まそう…

トイレに続く廊下を歩く。
ミノル
あ、ミノルだ。
イト
ミノ___
ミノル
■■■■■
イト
ビオン、という音を立てて消えた。
イト
え、っえ…?
怖くなって、さっさとトイレを済まして寝た。
イト
ってことがあって…!!
シキ
でも、今ミノルはここで熟睡してますし…
ミノル
zzzzzzzzzzz…
レオ
夢なんじゃないの?
イト
いや絶対夢じゃない!!!!
非現実的な話だ。

でも、イトさん青ざめてるし…嘘をついているとは思えない。
ダイキ
…もう本人起こして直接聞きましょう
ダイキ
レオ、頼む
レオ
OK!
ミノル
zzzzzzzzzzzz…
そう言うと、レオはミノルの前にやってくる。

そして、拳を思いっきり上げて____
レオ
そりゃあっ!!!
ミノル
うぐっ!?!!?
ミノルの腹にヒット。
ミノル
いってて…!!やめてよ、昨日のグミ出てきちゃうじゃん!?
ダイキ
イトさん
イト
え、えっと、ミノル…あのね…
ミノル
事情説明
ミノル
…イト、疲れてるでしょ?
イト
えええええぇ…!
シキ
もしかして寝不足とかですか?
レオ
寝不足はよくないよ!!
レオ
僕みたいにたくさん寝ないと!
ダイキ
お前はちょっと寝すぎだろ
イト
でも確かに見たよ!?
レオ
どんな感じで消えてたのー?
イト
なんかこう、足から光が出てモワモワ~って感じで
ダイキ
モワモワ…?
ミノル
なんだそれー
イト
光ったところから消えていったみたいな
なんだろう

…なんだか、

シキ
『ログアウト』みたいですね






イト
…うん?
レオ
なにそれ?
ダイキ
聞いたことない言葉だな
あれ
シキ
…今、僕……なんて、言った?
ダイキ
ろぐあうとって言ってた
シキ
何それ
レオ
こっちのセリフだよ!
イト
ミノル、どういう意味か分かる?
ミノル
…分かんないなぁ



沈黙。

『ろぐあうと』って何?

なんで知らない単語を僕は発した?

…この胸に渦巻く違和感はなんだ?


頭の奥が、痛い。


レオ
ねぇ、なんか怖いよ…
イト
…大丈夫だよ
イトさんがレオの頭を撫でる。

撫でる手が震えている。


ダイキ
…とりあえずさ
ダイキがわざと明るい声で言った。
ダイキ
イトさん、調子悪いんだろ?
イト
ま、まあ
ダイキ
シキもなんかおかしいし、今日は俺んちでダラダラしようぜ
ミノル
…すごろくやりたい!
レオ
またー?
シキ
ダイキの意見に、誰も反論しなかった。

だけど、誰も納得していなかった。


…“違和感”から逃げるように、僕らは日常を紡いだ。
{作者の小話} ~例のもの~

2_歴史と『掟』より


…そういうことです( ≖ᴗ≖​)

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