【凛音side】
二人ともおそーい!
ゆっくりしてると遅刻するよ〜
…元はと言えば______が寝坊したせいだろ
あっ
______、どうどう…
……僕は馬じゃないんだけど?
早く行こ
目を開けると、ライトしかない殺風景な天井が見えた
夢、だったのか
あの頃は、世界が優しく見えていた
……幸せ、だったのかな?
勿論、答えは返ってこない
今の僕は、紫苑の記録者だ
"_________"じゃ、ないんだから…
今日も、過去から、罪から、目を背ける
………強くなれる日は来るのだろうか
【優斗side】
俺がやっているカフェは、あまり…というか常連さんしか来ないほど、客がいない
ま、楽だし別で給料は貰えるしいいんだけど…
ま、どうせ名前なんてないだろう、と思いつつ、ページを開く
そこには、無駄のない簡潔なメモと共に、1件の予約があった
『予約者名 伊波昴
人数 2名
Memo あの時の話を、四人で』
な、なんで…
もう、関わらないと思ったのに
ついこの間、ネストから届いた一通のメールが脳裏に浮かぶ
結局俺には関係ないか〜って思ってたのにな
すぐに、凛音にメールを送る
澪&昴 Prologue ↓














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。