目が覚めると知らない場所にいた、
私は辺りを見回した。
わたあめのようにもくもくとした雲に、みずみずしく生い茂る草花、はっきりとした虹が美しくまるで、絵に描いたような景色だった
普通の人なら家に帰れないと思い焦り始めるかもしれないが、私は違う、夢の様な出来事に、心踊り、好奇心さえ生まれている、
まるで、本の世界にでも入ってしまった様だ
こんな不思議な経験を今までしたことがない、
突然背後から名前を呼ばれ、私は甲高い悲鳴を上げた
後ろを振り返ると、まるで執事の様な見た目をした、美形で清潔感のある男性が立っていた
お嬢様 、執事、 お城、 聞き馴染みのない言葉が次々と私の耳に入ってくる
私は、妄想しすぎて現実と2次元の区別すらできなくなってしまったのだろうか
目の前のおかしな状況に、困惑していた。
ゴーーーンゴーーーン…
そんな中確かすかに鐘の音が聞こえた
今日は本当におかしな日だ、
こんなにリアルすぎる夢は今まで見たことがない、
音も、匂いも、感触も、ハッキリと感じ、現実味溢れている夢だ
その言葉が妙に引っかかった
私は心当たりがあった、私がさっきまで読もうとしていた本のあらすじと詳細がとてもリンクしていた
そんな、まさかね、
私はよく分からないままだったが、召使い_フロイア_についていくことにした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!