さっきまで嬉しいそう感じていた感情がなくなる
誰なんだろう
ずっとってことは中学から好きなのかもしれない
私には勝ち目がない
そんな考えが頭によぎった
今すぐ1人になりたかったからなのか思ってもいない事が口から飛び出す
そばにあった鞄をもって教室を出ようとする
玲王が腕を掴む
どうして私を引き止めるのか意味がわからない
私は貴方の好きな人じゃないよ、
一瞬なにを言われたのか分からなかった
玲王が私のことを好きになる
そんな事は私の想像の中だけだと思っていた
だから冗談なのかもしれないと思い玲王に尋ねる
玲王の私の腕を掴む力が少し強くなる
玲王の顔はすごく真剣で
夕日のせいなのか玲王の顔がいつもより少し赤らんでいるようにも見えた
本当に玲王はずるい人だ。
そんな普段見せないような真剣で、少し照れた表情を見せられたら
私も素直になるしかないよ。
もう知らないフリなんてしない
私は
いつも明るくて、誰よりも努力家で
私に無いものをたくさん持っていて
何よりも
太陽のように眩しく優しい顔で笑う玲王が好きだ。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。