第47話

お茶と、ほんの少しの別れ話
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2025/11/24 14:00 更新
玄関でのやり取りの後
みんなは母屋の縁側に移った。

陽が西へ傾き始めた頃。

「……さて、帰ろっか」

京介が立ち上がって、魔法陣の札を取り出した。

……が。

「ん?」

雄大と威尊が……。

「ちょ、ちょっと待って。人数……オーバー?」

京介が、手のひらの札を見ながら固まる。

「え? 俺ら帰れんの?」
「うそやん」

うさ耳とアルパカ耳が、ぴくぴくと震える。

「ご、ごめん!…」

「まあええって。俺ら別に、急いで帰る予定もないし」

雄大がくすっと笑う。

「どうせ空白の時間やしな。匠海の結界強化、手伝えることあったらやるで」

威尊もにっこりと笑った。

「え……ほんと?」
匠海が目を瞬かせる。

「うん。しばらく、こっちにいさせてもらう」

「どうせ、俺ら妖やし。ふらっとしてるぐらいがちょうどええんや」

理人と京介は顔を見合わせたあと

「……ま、頼りになるやつらが増えるのはいいことだよな」

その光を見上げながら、匠海とひろむはふっと息をついた。

「……さて。しばらく、賑やかになるな」

「そうだね」

縁側には、まだお茶の香りが残っていた。

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