昨日激しく踊ったせいか、少し筋肉痛が気になるけど
幸い、今日は練習がない日
だから休みつつも午前中は家のことを少しやって
その後、午後から事務所の練習室に行こうと思う
次の練習は1週間後の今日
来週から毎日ダンス練習が始まる、と同時に
グクが練習に加わる
本番ミスしないように、しっかりとやりこんでおきたい
という本人の希望らしい
そんな彼のためにも、私は精一杯努力する必要があるの
*・゜゚・*:.。..。.:*・
午前中休憩できたし、あとは夜までみっちり
練習するのみ!
鍵を受け取って練習室に行こうとすると
後ろから受付の人に呼ばれた
…何か、他に言いたげそうにしていた受付の人
なんだろう…すごく気になるけど急いで
練習しないといけなかった私は名残惜しくその場から離れた
〜♪〜〜〜♪
ぶっ通しで何回も自分が満足いくまで繰り返し踊り続けた
流石に休憩しないとと思い音楽を止めるが
思いの外踊りすぎたらしく、
体が地面に吸い込まれていくように私は床に寝そべった
そこで、ふと鏡の自分と目が合う
疲れて寝そべって、…まるで寝てる時のトドみたいで
側から見たら気持ち悪いかもしれないけど1人で笑ってしまった
上手く踊りたい、私の大好きなダンスを
私の体でしかできない表現をジョングクに見てもらいたい
そしてそれを彼のダンスをさらに引き出すものにしたい
目標はしっかりと定まっているのに、
もし失敗したら…と、ついついネガティブな方へ
思考が向かってしまう
そんな気持ちを紛らわすために
ダンス曲を寝そべりながらまあまあな声で歌っていた
するとその時……
全身黒を纏った人が扉を開けてこちらを見ていた
寝そべっている上にでかい声で歌を歌ってしまったことに
恥ずかしさを覚えて、しかも驚いたから
本当に変な声が出た
すごく綺麗な声で、そして雰囲気からわかるほどの
ものすごいイケメン
誰だろう…スタッフさんかな、?
もしかして…ここのアイドルだったりして、?//
そんなわけないか、こんなところにいるわけないもん…
でも、心の中では彼がジョングクだったらなあ…なんて
妄想を膨らましてドキドキしている
実はそう、と言いかける前に
私はこの歌がまだ世に出回っていないことを思い出した
極秘の情報であるものをでかい音で流してしまった
とてもまずい失態を犯してしまった、と思うと同時に
本当にバックダンサーを辞めさせられるのではないか
という恐怖に襲われた
next











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。