第13話

地道な努力
1,622
2025/01/26 14:10 更新



昨日激しく踊ったせいか、少し筋肉痛が気になるけど

幸い、今日は練習がない日

だから休みつつも午前中は家のことを少しやって

その後、午後から事務所の練習室に行こうと思う



あなた
次の練習までに、少しでも上達しないと…




次の練習は1週間後の今日

来週から毎日ダンス練習が始まる、と同時に

グクが練習に加わる



本番ミスしないように、しっかりとやりこんでおきたい

という本人の希望らしい




そんな彼のためにも、私は精一杯努力する必要があるの





あなた
ぎゃっ、洗濯物出し忘れた!!/ㅠ



*・゜゚・*:.。..。.:*・




あなた
今日もよろしくお願いしますㅎ
こんにちはㅎ
えーと…あなたさんで合ってますか?
あなた
はい
こちらが練習室の鍵になります
あなた
ありがとうございます♪




午前中休憩できたし、あとは夜までみっちり

練習するのみ!


あの…っ、!/
あなた
……、?



鍵を受け取って練習室に行こうとすると

後ろから受付の人に呼ばれた



あなた
はい、?
あ、…/ えっと、…
…応援していますㅎ
あなた
っ、…はい!//



…何か、他に言いたげそうにしていた受付の人

なんだろう…すごく気になるけど急いで

練習しないといけなかった私は名残惜しくその場から離れた






〜♪〜〜〜♪



あなた
はぁっ…はぁっ、…
あなた
疲れたあ〜…!!//ㅠ




ぶっ通しで何回も自分が満足いくまで繰り返し踊り続けた

流石に休憩しないとと思い音楽を止めるが

思いの外踊りすぎたらしく、

体が地面に吸い込まれていくように私は床に寝そべった





そこで、ふと鏡の自分と目が合う



あなた
ふふっ、…なんかトドみたいㅎ//



疲れて寝そべって、…まるで寝てる時のトドみたいで

側から見たら気持ち悪いかもしれないけど1人で笑ってしまった



あなた
ジョングクが来るまであと1週間…
失望させないようにしないと……




上手く踊りたい、私の大好きなダンスを

私の体でしかできない表現をジョングクに見てもらいたい

そしてそれを彼のダンスをさらに引き出すものにしたい




目標はしっかりと定まっているのに、

もし失敗したら…と、ついついネガティブな方へ

思考が向かってしまう







あなた
〜〜♪〜♪ ㅎ//




そんな気持ちを紛らわすために

ダンス曲を寝そべりながらまあまあな声で歌っていた

するとその時……



.
…ダンスも歌も上手いんですねㅎ
あなた
わあっ、…!//



全身黒を纏った人が扉を開けてこちらを見ていた

寝そべっている上にでかい声で歌を歌ってしまったことに

恥ずかしさを覚えて、しかも驚いたから

本当に変な声が出た




.
わ、…ごめんなさい//
あなた
い、いえっ…!//
すみません、だらしないところを…//
.
いえ、こちらこそ勝手にすみません…




すごく綺麗な声で、そして雰囲気からわかるほどの

ものすごいイケメン



誰だろう…スタッフさんかな、?

もしかして…ここのアイドルだったりして、?//

そんなわけないか、こんなところ一般の練習室にいるわけないもん…





でも、心の中では彼がジョングクだったらなあ…なんて

妄想を膨らましてドキドキしている



.
…その音源、もしかしてBTSのジョングクですか?
あなた
えっ、わかるんですか?!//
あなた
すごいっ、…実はそうなん…あっ、!!//




実はそう、と言いかける前に

私はこの歌がまだ世に出回っていないことを思い出した

極秘の情報であるものをでかい音で流してしまった




とてもまずい失態を犯してしまった、と思うと同時に

本当にバックダンサーを辞めさせられるのではないか

という恐怖に襲われた



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