ピッ ピッ という 機械音で目が覚める
目を開けると 口元には酸素マスク
視界は見慣れた病院の天井だった
ゆっくりと だるい体を起こす
体に貼ってあった いくつかのコードのような物が
ぷちぷちっと外れる
酸素マスクを取りながら考える
すると 病室のドアが開く
慌てた様子の看護師は私を見て
急いで病室から走り去る
暫くして 先生が息を切らしながら
病室に入ってくる
そして診察をする先生
慌ててスマホを見てみると
確かに あの日から2日が経っていた
先生と話していると 廊下から
どたどたと 足音が聞こえてくる
するとお母さんは私を見ると
目に涙を浮かべながら私に抱きつく
そして 先生と看護師は静かに出ていく
少し落ち着いたお母さんは私を見つめる
そう言って お母さんを見つめる











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。