とは言っても、アイラと一緒に暮らす。そこが心配になっていく。
まだ付き合ったばっかだし、その、、、まだアイラと行為をしていないのだ。私が怖がってしまったので止めてしまった。
私はマリフが城から持ってきた服や必要な道具を
私の部屋になる所へ持っていった。
後ろからアイラが出てきた。
アイラは私たちを室内に入れた。
前回使わせてもらった部屋はマリフに渡すため、
マリフはフローリン家の召使いに連れられ先に部屋に行った。
たしかに城の時はこの固く分厚い布を羽織らなければならなかったが、今は解放されたこの空間でなんでも好きな服を着ていい。
私は笑顔になり服を選び始めた。
そう言うとアイラは私をベッドへ押し倒した。
アイラは唇と首にキスをし、服に手を入れてきた。
扉の近くで大きな咳払いが聞こえた。
ギクッと焦る私と不服そうに見るアイラ。
アベッサさんはパタパタと階段を掛けおり扉を閉めずに行ってしまった。
アイラはため息をつきながら部屋の扉を閉めた。
戻ってくると私の目を見た。
フローリン家は能力を受け継ぐため儀式をするそうだ。
アイラは私の頬にキスをしてラスタ様の元へ行った。
とりあえず私はまだ行ったことのない街に行こうと思った。
私は街まで歩き始めた。
ついた街はとてもキラキラしており人で溢れかえっていた。
突然後ろから声をかけられた。
目に映ったのは
スタースだった。隣にはジュピターもいて2人で街を歩いていた。
どうやらスタースはベリースヒ公爵の家で住んでいるようだ。
態度が急激に変わったスタースに違和感を覚えたが、家族と離れて幸せに住んでるのだったらまぁいいや。
少し歩いたところで急に人混みでは無く人もそんな通らない道になってきた。
少し豪華な服装をした男が現れた。召使いもそばにいた。
豪華な服装をした男は私の体をベタベタと触った。
豪華な服装をした男はニタニタと笑い召使いは私を担いだ。
私は必死に抵抗をした。
しかし召使いは私を担ぎどんどん車の方へ向かっていく。
その瞬間グンッとなにかに引っ張られた。
私を誘拐しようとした人達は焦りだし逃げ道を探すような動きをした。
アイラは男たちの襟を掴み迫った。
召使いは主人を置いて逃げてしまった。
怒られてしまった。
その時上に何かを咥えたカラスが飛んでいた。
カラスは私達を見つけた途端下へ降りてきて咥えていた手紙を渡した。
手紙を見ると
そんなこんなで家に着いてしまった。
自部屋で話し合うことになった。
必死な表情でアイラは私の肩を掴んでグワングワンと振ってきた。
コンコンと窓を叩く音がした。先程のカラスがまた手紙を咥えていた。
アイラは手紙を開き読んでいくにつれ顔が絶望の顔へと変わっていった。