第5話

幼い頃の記憶2
50
2023/03/20 01:42 更新


幼稚園年長さん


僕の時は人数が少なかった


男の子3人


女の子5人



こういちとかける


それから唯一の女友達のこはねちゃん


その3人が僕と仲がよかった



あと女子3人はというと










先生
じゃぁ先生がピアノ弾くからそれに合わせて歌ってね
全員
はぁ〜い!
先生
さん、はい!
こういち
♪〜♪〜
かける
♪〜♪〜
もぶくん
♪〜♪〜
こはね
♪〜♪〜
りおん
りおん
♪〜♪〜

僕は歌うのは好きだが誰かのいるところで歌うのが苦手だ

当時はそれプラス母さんと兄ちゃんに音痴だと言われていた


母さんは絶対音感を持っていて、説得力がある

だがなぜか兄ちゃんも音痴だと言う



それはつまり"微妙に音がズレている"のでは無く


"素人でも分かるくらい音がズレている"という事になる


この時の僕は意味こそ分からなかったが、2人から言われていて結構気にしていた



人がいるところで歌うのが恥ずかしいと言う事と音痴だと言われていて悔しくて嫌だったというのもあり、人前で歌う時は自然と声が小さくなっていた


"だから"だった

もぶちゃん
♪〜♪〜(睨)
もぶちゃん
♪〜♪〜(睨)
もぶちゃん
♪〜♪〜(睨)
りおん
りおん
♪〜♪〜
(…?)

場所的に


 (?) (?) (多分僕) (?)

 (?) (?) (?) (?)


みたいになっていた

正確な場所は覚えていない

でも確実なのは




もぶちゃん3人は後ろだった


という事


睨まれてるなんて見えなかったが

何となく視線を感じていた







そして遊ぶ時間




だいたい1人か、こはねちゃんか誰かと遊んでいた
りおん
りおん
〜〜!
もぶちゃん
りおんちゃん!
りおん
りおん
ん?なに…?
もぶちゃん
お歌歌ってる時声が小さいよ!
りおん
りおん
え…?
もぶちゃん
ちゃんと歌って?
もぶちゃん
歌ってる時口も小さくなってる!
りおん
りおん
ぅ…ご、ごめん…
もぶちゃん
気をつけてね!
それだけいうと3人は去っていき遊びだした


それからというもの歌う時に気を使うことが増えてしまった


歌っている時は後ろから視線が来るし

でも大きな声では歌えないし

怖くて口が小さくなる一方だった

でもその度に後ろからの視線が気になって気になって仕方がなかった

怖かった

自由に…音が外れてたって楽しく歌いたかった

(また"ズレてる"って言われる…思われる…)

誰かの前で歌う時はほとんどそれしか考えられなくなっていた


1人の時だけだった


誰も聞かない


誰も…歌ってる途中で口を割ってこない


誰も"ズレてる"なんて言わない


1人で歌ってる時が1番楽しく歌えた


だから

"誰かの前以外"では「歌う事」には嫌悪感けんおかんを抱かずに済んだ













先生
じゃぁ帰る時間まで自由時間にします!
部屋からは出ないでね!





りおん
りおん
スー…スー…
こういち
ツンツン(ほっぺ)
りおん
りおん
ん…んぅ…
こういち
ジー
かける
ジー
りおん
りおん
(なんか見られてる…?)
りおん
りおん
(でも…眠…い…)
りおん
りおん
スー…スー…







帰る時間


みんな外で遊びながら親を待つ


僕はこういちとベンチにすわって待っていた

りおん
りおん
(お母さんまだかなぁ…)
こういち
りおんちゃん!
りおん
りおん
…?
こういち
好き!チュッ
りおん
りおん
……


こういちは何故か僕に好きと言ったり

僕のほっぺにキスをしたりしていた


この時はいつもの事のように感じていた

りおん
りおん
…ニコッ
こういち
ギュッ


そしてよく手を繋いでいた

りおん
りおん
キュッ
りおん
りおん
えへへ…
こういち
ニコニコ

こういちはすごく嬉しそうにニコニコしていたっけな

先生
りおんちゃん!
お迎え来たよ!
りおん
りおん
…!お母さん
母さん
あらこうちゃん!
こういち
りおんちゃんのお母さん!
りおん
りおん
ちゅーされた
母さん
wwほんまにこうちゃんはりおんの事好きやなぁ〜w
こういち
うん!大好き!

「ちゅーされた」そう言いつつも実は満更でもなかったのは










ここだけの話しとしよう





_



はい「僕」こと作者です

ほんっとに朧気おぼろげですね
ほんとに記憶がぼやぼやしてます

プリ小説オーディオドラマ