第6話

事件の記憶
47
2023/03/20 01:45 更新




ある日父さんにお風呂に入れてもらって上がった時の事



お風呂に入る前の事は覚えていない



けど、上がった後ならずっと覚えてる






それは




すごく





衝撃的で



すごく信じれなかった








だって



母さんが



























ベランダから飛び降りようとしてたから
まさき
お母さん…?
母さん
お前らが言う事聞かへんからやろ!!
りおん
りおん
・・・
まき
お母さん!!…グスッ…

声が出なかった…

母さんがいなくなったらどうしようとか


今までよく分からなかった


死への恐怖が



急に強く感じて怖くなった




母さん
お母さん飛び降りたら自殺になるから天国行けずに地獄行くやろうな!!
母さん
良かったな!お母さんおらんくなって嬉しいやろ!!
りおん
りおん
ブンブンブン
まき
うぁあ…グスッ…ブンブンブン…やぁやあぁ…ヒグッ
まさき
ブンブン
りおん
りおん
やめて!…グスッ…
まきは悲鳴に似たような感じで泣いていた

僕も怖くて怖くて泣いていた


兄ちゃんも多分泣いてたと思う

仕方ない

まだ小さいし、何より自分の母さんが、しかも目の前で死ぬかもしれないんだから



この時窓は開いていて、母さんの怒鳴り声も、まきや僕の泣き声、叫び声も、もしかしたら近所へ響いていたのかもしれない…








そんな時父さんがお風呂から上がってきた

父さん
大声出してどうしたん…


父さんもその光景を見て驚いていたと思う


でも記憶はそこで途切れてる



あと覚えているのは

その次の日


母さんに幼稚園に送って貰ってる時に聞いたこの言葉だけ

母さん
昨日はごめんな
母さん
お母さん悪いお化けに取り憑かれてたみたいでな
母さん
〇〇に貰ったせい水飲んだら治ったわ
りおん
りおん
そっか…治って良かった!

〇〇とは僕のいとこのお母さんの事

いとこのお母さんは2人いるが、どっちだったかは忘れたので「〇〇」という表現をしている


漢字は清水か聖水か知らないが、飲んだら治ったと言っていた


悪霊に取り憑かれてたなんて今思えばほんとかは分からないが、その時の僕はすごく信じていたし、母方の祖母は見えていたらしく、母さんは感じれてるので、本当の可能性が高い

まぁ信じるしかないよねっていう…


僕も色だけだけど見えるし…





_

プリ小説オーディオドラマ