ある日父さんにお風呂に入れてもらって上がった時の事
お風呂に入る前の事は覚えていない
けど、上がった後ならずっと覚えてる
それは
すごく
衝撃的で
すごく信じれなかった
だって
母さんが
ベランダから飛び降りようとしてたから
声が出なかった…
母さんがいなくなったらどうしようとか
今までよく分からなかった
死への恐怖が
急に強く感じて怖くなった
まきは悲鳴に似たような感じで泣いていた
僕も怖くて怖くて泣いていた
兄ちゃんも多分泣いてたと思う
仕方ない
まだ小さいし、何より自分の母さんが、しかも目の前で死ぬかもしれないんだから
この時窓は開いていて、母さんの怒鳴り声も、まきや僕の泣き声、叫び声も、もしかしたら近所へ響いていたのかもしれない…
そんな時父さんがお風呂から上がってきた
父さんもその光景を見て驚いていたと思う
でも記憶はそこで途切れてる
あと覚えているのは
その次の日
母さんに幼稚園に送って貰ってる時に聞いたこの言葉だけ
〇〇とは僕のいとこのお母さんの事
いとこのお母さんは2人いるが、どっちだったかは忘れたので「〇〇」という表現をしている
漢字は清水か聖水か知らないが、飲んだら治ったと言っていた
悪霊に取り憑かれてたなんて今思えばほんとかは分からないが、その時の僕はすごく信じていたし、母方の祖母は見えていたらしく、母さんは感じれてるので、本当の可能性が高い
まぁ信じるしかないよねっていう…
僕も色だけだけど見えるし…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。