ため息を着きながら席に着き、引き出しの中から
筆箱、ノート、教科書を出す……
教科書がない…
どうしよう…
隣の人に借りる?……いや駄目だ
りほちゃんなら借りれるかもしれないが
私は所詮負けヒロイン、無理だ
しかも席替えをしたばかりで隣の人とは話したこともない…
どうしようと悩んでいるとして居ると
隣の人が私の異変に気付いたのか肩をトントンと優しく叩いてきた
そう言うと机をくっつけてきた
やや強引だったけど、まぁ感謝しよう
ツンデレか?此奴
そう言えば名前なんだっけ
………………
思い出した、此奴の名前はニコライ・ゴーゴリ
学年で3番目にイケメンな奴だ
此奴も太宰さんみたいに
残念なイケメンかもしれない
あまり関わらないで置こう
でも悪い奴ではなさそうだ
数分後
授業の始まりを告げるチャイムがなる
その音と共に先生が入ってくる
そう言うと先生は黒板に数式を書き始め
話し始める
数学の先生、話長いから嫌いなんだよな~
やっべぇ、何も聞いてなかった
分かりませんって言うの恥ずいし
でも答え分かんないし
どうしよう
小声でゴーゴリさんが教えてくれた
座った後に隣を「嘘だったの?」
と言うような疑いの目で見ると
ちょー笑っている
ムカついたので無視して
授業をちゃんと聞くことにした
何がそんなに面白いんだか
授業の終わりにも一応お礼をして席を離す
適当に返事をして次の授業の準備をする
次の授業は……体育
めんどくせぇ、寒いし
今、飛び箱だし
苦手なんだよなぁ
りほちゃんに誘われ、一緒に更衣室に向かう
更衣室行く途中に話し掛けてきたから「更衣室遠いね~」とかかと思ったのに
やっぱ、勝ちヒロインは恋愛に敏感なんだな~
何より圧力が凄くて怖い
あなたの下の名前ちゃんそんなに負けヒロインじゃないと私は思うんですよね~
まぁ負けヒロインだと思ってたら負けヒロインですよね~












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!