第2話

2
184
2025/11/04 07:30 更新
あなた
はぁ…
ため息を着きながら席に着き、引き出しの中から
筆箱、ノート、教科書を出す……
あなた
あれ?
教科書がない…
どうしよう…
隣の人に借りる?……いや駄目だ
りほちゃんなら借りれるかもしれないが
私は所詮負けヒロイン、無理だ
しかも席替えをしたばかりで隣の人とは話したこともない…
どうしようと悩んでいるとして居ると
隣の人が私の異変に気付いたのか肩をトントンと優しく叩いてきた
あなた
ニコライ
君、大丈夫?
あなた
え、あ、大丈夫
ニコライ
大丈夫じゃないでしょ
あなた
……
ニコライ
やっぱりね…どうしたの
あなた
教科書がなくて…
ニコライ
一緒に見る?
あなた
迷惑掛かっちゃうし、良いよ
ニコライ
困ってるんでしょ、一緒に見るよ
そう言うと机をくっつけてきた
やや強引だったけど、まぁ感謝しよう
あなた
ありがとう
ニコライ
別に…
ツンデレか?此奴
そう言えば名前なんだっけ
………………
思い出した、此奴の名前はニコライ・ゴーゴリ
学年で3番目にイケメンな奴だ
此奴も太宰さんみたいに
残念なイケメンかもしれない
あまり関わらないで置こう
でも悪い奴ではなさそうだ
数分後
授業の始まりを告げるチャイムがなる
その音と共に先生が入ってくる
先生
授業始めるぞー
そう言うと先生は黒板に数式を書き始め
話し始める
数学の先生、話長いから嫌いなんだよな~
あなた
はぁ…
先生
あなたの下の名前、此処の問題の答えは
やっべぇ、何も聞いてなかった
分かりませんって言うの恥ずいし
でも答え分かんないし
どうしよう
ニコライ
34だよ
小声でゴーゴリさんが教えてくれた
あなた
34です
先生
惜しい、36だ
座った後に隣を「嘘だったの?」
と言うような疑いの目で見ると
ちょー笑っている
ニコライ
君って騙されやすいんだね(笑)
あなた
騙されやすいんじゃないの嘘つかれたから騙されちゃっただけだよ
ニコライ
どっちでも同じだよ(笑)
ムカついたので無視して
授業をちゃんと聞くことにした
ニコライ
あははっ(笑)
何がそんなに面白いんだか
あなた
教科書貸してくれてありがとう
授業の終わりにも一応お礼をして席を離す
ニコライ
また忘れたら一緒に見ようね~(笑)
あなた
はいはい
適当に返事をして次の授業の準備をする
次の授業は……体育
めんどくせぇ、寒いし
今、飛び箱だし
苦手なんだよなぁ
りほ
あなたの下の名前!
更衣室一緒に行こ!
あなた
うん
りほちゃんに誘われ、一緒に更衣室に向かう
りほ
ねぇねぇ、ニコライ君といい感じじゃん見てたよ、好きなの?
あなた
いや、そんなんじゃないよ
りほ
へぇ~、じゃあいいや
更衣室行く途中に話し掛けてきたから「更衣室遠いね~」とかかと思ったのに
やっぱ、勝ちヒロインは恋愛に敏感なんだな~
何より圧力が凄くて怖い
りほ
更衣室やっとついた~、早く着替えよ!
あなた
うん
あなたの下の名前ちゃんそんなに負けヒロインじゃないと私は思うんですよね~
まぁ負けヒロインだと思ってたら負けヒロインですよね~

プリ小説オーディオドラマ