第31話

31話 嫌いじゃない
2,063
2020/05/29 05:02
お姉さん
まぁ私が言いたかったのは、
その嘘のこと
お姉さん
怒ってる?
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
別に…
お姉さん
‪w‪w‪wごめんって‪w
お姉さん
でも、私はあなたのこと好きだけどね?
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
…………



今ここで、“私も嫌いでは無い”

なんて言ったら、

完全に私の負けだ…




お姉さん
ねぇねぇ、連絡先交換しよ?
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
いいですけど…



そして私達は、LINEを交換した。



鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
てか、何歳ですか?
お姉さん
えっとね、29
お姉さん
あなたは?
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
24です
お姉さん
フフッ…そっか……
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
何で笑ったんですか?
お姉さん
ん〜、可愛いな〜と思って‪w
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
……そうですか
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
すみれさん、
私の親友と喋り方が似てます…
お姉さん
そうなんだ‪w



どうりで、私がペラペラと話しちゃう訳だ。




どこか、親友と喋ってる気分になる。





お姉さん
てか、もう11時過ぎてるんだから、
部屋戻りな
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
誘ったのは、すみれさんですけどね
お姉さん
あぁ‪w気にしない気にしない!
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
じゃあ帰ります
お姉さん
また連絡するね!
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
はい



そして私は部屋を出る前に、

一言声をかけた。



鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
私もすみれさんのこと、
嫌いじゃないです
お姉さん
プッ‪wありがとう‪w



ガチャ




お姉さん
ホント素直じゃないな〜…‪w








その後、私は部屋に戻り、

明日の朝の準備と、

ホテルを出る用意をした。





案外、あっという間だった。




溺れた子を助けたり、ナンパされたり、

途中意味分かんないこともあったけど、

それでも楽しかった。









午前0時時過ぎ…




鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
寝れない…



私は寝付けずにいた。







そんな時…







ピコン






鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
ん?LINE…?




LINEの通知がきた。





画面を見ると、“廉”の文字。





鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
廉からだ…



こんな時間にどうしたんだろうと思い、

私はトーク画面を開いた。




すると…






『今から少し会えへん?』





という連絡だった。





鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
今から…?



私はそんな疑問を持ったが、

どうせ寝れないからと、

「会えるよ」

と返信した。






既読はすぐについて、

『じゃあ着替えたら迎えに行くから、
着替えて待ってて』

と返ってきた。







「分かった」



そう返した。






絵文字も何も使わない、シンプルな文面。




新婚とは思えないものだった。



鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
外行くのかな…



その疑問と同時に私はベットを出て、

白いワンピースに着替えた。







そしてその直後、廉はやってきた。



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