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第3話

第2話
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2022/10/30 11:00 更新
新学期。桜が満開になってもすぐ散ってしまうように、私達も生まれて人生幸せー!ってなったらすぐ死んじゃう…多分だけど。

これが世界の運命。
橘 涼
橘 涼
よーし、今日も入学生の為の入学式準備頑張っちゃいますか〜?
そう私が声をかけると生徒達ははーい!と明るく声を上げた。

なんていい子達なんだろ、どっかの誰かとは大違い
  「あのっ、先輩。これはどこに置けばいいですか?」
橘 涼
橘 涼
あーそれ?それはね…ええっと、あそこの角っこ!
テキパキと指示してお手伝いする私、かっこいい〜

とか自分を自分で褒めてあげて自己肯定感を高めてあげる。
そうしないとやってけないって


なんだかんだで入学準備も終わりこの組織の1番のお偉いさんに報告をしに行くことにした
橘 涼
橘 涼
全く、なんであんなに何も出来ないのがお偉いさんなんだか
……まぁ、当然か。
目的地まで辿り着きあとは目の前にあるドアを開けるだけ。

だったのにその部屋には誰もおらず……いつものかくれんぼが始まった
橘 涼
橘 涼
ここっ!
橘 涼
橘 涼
ここっ!?
橘 涼
橘 涼
ここだぁ、!?
しばらくしても見つかる気配がない。
となると、あそこしかないか……



最後の選択肢に残ったドアを勢いよく開け、お目当ての人を見つけた。

本人は私の苦労も知らずに呑気に資料を読んでるもんだからあえて大声で声をかけることにした。
橘 涼
橘 涼
ここにいたの?探したんだからね!
心配1割怒り9割で思ってることをぶちまけると本人は不機嫌そうに顔を上げた
東雲羽華
東雲羽華
もうやめろって、タダでさえ忙しいのにぃ
東雲羽華
東雲羽華
とりあえず、任務お疲れ様。
少しムカつく整った顔で言われたもんだから今まであったことがどうでも良くなった。

それが私達の関係…親友とはまぁ、ちょっと違うかな?
例年1ページ3秒くらいのペースでペラペラ新入生の資料をめくる羽華が今年は珍しく丁寧に読んでるもんだから私も気になって見せてもらった。


二重確認とか、明日は吹雪でも来るのかな?


全員分の資料を読み終えやっと納得。
橘 涼
橘 涼
へぇ…年齢も特性もバラバラ、それにみんな面白い能力持ってんね。
橘 涼
橘 涼
いいじゃん、今年の新入生



それはどうかな、と東雲羽華は笑みを零した。

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