第27話

4,698
2024/03/01 12:51 更新
 
カルパッチョ side





(なまえ)
あなた
だから・・・・・・我慢する、とか・・・・・・思わせぶりなこと、言ったら・・・・・・
(なまえ)
あなた
ッ、勘違い、しちゃうから・・・・・・ッ///
 
 モジモジしながらそう言うあなたが可愛かった。
 でも、やっぱり彼女は自分の価値を低く見積り過ぎている。
 
 ・・・・・・それが、少しイラッとした。
 いつも欲のままに掻き抱いてしまいのを我慢しているのに、あなたが煽るようなことを言うから。 
 しかも無自覚で。
 
 だから、お仕置きに深めのキスをしてあげた。
 これで少しはあなたも、僕だって“男”なのだという意識が芽生えるだろうと思ったら。
 
(なまえ)
あなた
・・・・・・///
カルパッチョ・ローヤン
やり過ぎたかな・・・・・・
 
 思わず、そんな言葉が零れた。
 
 とろけた瞳、桃色に染まった頬。
 だらしなくて、それでいて妖艶な表情。
 きっと僕の声なんて届いていないのだろう。
 
 ・・・・・・それ程までに、気持ち良かったのか。
 
 そう思うと、口元が緩む。
 
カルパッチョ・ローヤン
ほんと、可愛い
 
 ゆっくりと目を閉じて眠りに落ちるあなたの頬を撫でる。
 
 僕のお姫様。僕だけのお姫様。
 君には僕だけを見て、僕だけに微笑みを向けて、僕だけを愛してほしい。
 でも時々他の奴と仲良くして、僕が嫉妬して、“カル君が一番大事だよ”って安心させてほしい。
 あぁでも、あなたには他の奴なんて見てほしくない。
 でも他の奴とも仲良くするのが、彼女にとってはいいことだし。
 
 あぁでも、でも、でも・・・・・・
 
カルパッチョ・ローヤン
・・・・・・愛って、難しい
 
 こんな重たい感情だけは、あなたに見せられないな。
 
 だから君には、ドロドロの愛の中から取り出した清らかで綺麗な部分だけをあげるよ。





──To be continued





プリ小説オーディオドラマ