私はカル君と出会って、少しは自分を肯定できるようになった。
・・・・・・でも、私はまだ全然自分のことを認められてないない。
死にたくないとは思っているけど、自分は死ななきゃいけない存在だとも思っているのは変わらないから。
それは特に優秀で価値ある人に対面した時、頭の中を覆い尽くす。
だから、できるだけ会わないよう気をつけていたのに・・・・・・
ドンッ。
後ろによろめいた私の肩を、カル君が支えた。
私はぶつかってしまった人に目を向ける。
見た感じ、外傷はないみたいだけど・・・・・・
って、この人は・・・・・・
カル君の物騒な発言に言葉程怖がっていない彼は、アドラ寮三年のマックス・ランド先輩。
神覚者候補選抜試験にも出場したすごい人。
でもカル君に大怪我を負わされたはずなのに、結構仲良さそう・・・・・・
心底安心したようにホッとする先輩。
本当に・・・・・・なんであんな大怪我負わせた人を目の前に、そんなけろりとしていられるんだろう・・・・・・
私はすごく不思議に思った。
──To be continued














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。