ウパパロン視点
今は堀崎先生の数学の時間。
俺は一番理科の生物が好きで得意だが、なんかそれだけだとカッコ悪いなと思い、数学も勉強した次第。
ほら理数系得意って言いたいじゃん?
マジで暇。
俺が暇にしているときにくるこの時間、唯一俺が楽しみにしてるときはこの、
『教え合い』の時間だ。
近くの席の人と班を作ったりしてお互いに教え合うのだ。
班をつくるメンバーはまず隣のLatteさん。後ろのメテヲ、その隣の茶子さんの4人。
まあ俺はLatteさんがいればなんでもいいんだけどね〜♪
机を一斉に動かす音が教室に響く。
その中にはわからないという者の声や、自慢げに説明する者の声が混じっていた。
その中でも教えてもらう気満々のLatteの可愛らしい鼻歌が聞こえた。
え…めっちゃ可愛い…
堀崎先生の一言で教え合いが始まった。
はいあの優しいで有名な茶子さんも困惑を隠せない
メテヲは…うん平常運転だ()
うんそうだもんね、教えられる気満々だもんね知ってたよ。
あ、メテヲが面倒になると察して逃げた。
クソ…可愛い…
ちゃんと考える気があるから普通に誰でも教え甲斐があるんだよなぁ…
分からないと言った場所を丁寧につまみながら教えていく。
教え方もLatte専用で結構前に勉強したので、そのことを利用して言葉を紡ぐ。
チラリとLatteの方向を見ると、俺の言葉を熱心に聞きながらノートに写しているLatteがいた。
ノートに俺の言葉が書き記しられていると分かると余計に嬉しくなってしまう。
ちょっと残念な気分もあったが、流石に気持ち悪いなと感じたので説明を終わる。
茶子さんの声に内心驚き、周りを見る。
まだ教え合っている班は見向きもしていなかったが、終わっている班の人達は目を丸くしてこちらを見ていた。
なんかみんなから褒められるわ、Latteにはお礼を言われるわで…
なんなんこれ()
パンッパンッ
一際大きな手を叩く音が聞こえたので全員そちらを振り向く。きっと堀崎先生だろう。
あれLatteってこんなに素直だったか?
いつもだったら暴言と一緒にボソッとお礼の言葉を言ってくるような人なんだけど…
よし、そういうことか()
Latteは分からないところが分かって上機嫌でニコニコ中。
俺はLatteが好きだ。
え?分かってるって?……
Latteと俺は所謂幼馴染というヤツで、幼少期から絡みがあった。
そのときからもう好きだったのだろう。
俺は知っている。Latteが俺を見る目と俺がLatteを見る目が違うということを。
………片想いってヤツだと思う。
よくさ、片想いって辛いっていうじゃん?
『好きなのは俺だけなのか…?』
って不安になるやつ。
でも片想いって恋の醍醐味だと俺は思う。
だって、好きな人を振り向かせるための方法を考えられる。
幸せじゃんか
過去の自分が考えててくれたから、Latteを笑顔に出来た。
これだって片想いの産物だ。
だから、俺は今日もLatteに片想いをする。
いつか振り向いてもらえることを信じて。
月曜日の朝、元気な想いが彼の中に響いた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。