第49話

JURI.1
9,411
2020/10/17 16:18
樹side


ケホッ、ケホッ、ヒュー

あぁまたこの季節が来た。乾いた空気がだめで喘息の発作が起きちゃう。


今日は北斗と2人で仕事だから、吸入器を鞄にいれてマネージャーの運転する車に乗った。


ケホッケホッ、、


あぁちょっと止まってよ、、北斗寝てんのに起きちゃう、、

苦しくて伏せて寝る、、


ケホッケホッ

まだ、吸入器いるくらいの発作は起きてないからいいけど、、


(北斗)樹。喘息?


(樹)うん、、まだ大丈夫なほう、、


(北斗)最近発作起きてなかったのにね、。


そういって背中をさすってくれる北斗。


雑誌撮影が始まった。


(樹)ケホッケホッ

(カメラマン)樹くん、風邪ー?


(樹)いや、大丈夫ですー!


(北斗)吸入器は持ってる?念のため場所教えて?

(樹)鞄の外ポケット、、


ほんとに北斗はよく気が付くよな、、


(スタッフ)ちょっとこれ片付けるんでホコリたつかもですー。


あ、それはやばいかも、、って、思ったけどもう遅くて、完璧に吸い込んだみたい、


(樹)ケホッケホッケホッ、、ヒュー、ヒュー


やばい、止まらない、、


だんだん意識が飛びそうになる。

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