北斗side
はぁぁぁーっ、なにやってんの俺、、
今日はライブだっていうのにこの体調。
頭ガンガンするし、喉は痛いし、なにより体がだるい。
(北斗)はぁ、寒い、。
熱上がってるのは見なくても分かるけど
一応測ってみたら、38.0度、、
やっちゃったな、、
隣で寝てる樹を起こさないように、重い体を引きずりながら薬を飲む。
まじで早く効いてくれ、、
ライブ前
(ジェシー)北斗、手貸して。
ジェシーにそう言われて手を差し出す、
(ジェシー)やっぱり熱あるんじゃない?熱いよ。
(優吾)そうなの?大丈夫なのー?
(北斗)ないよ。全然大丈夫。
(慎太郎)そ、?外も暑いしね、、
あ、今暑いんだ、、やばい、俺めっちゃ寒い
ライブ中
やばいやばいやばい、。
本格的に風邪ひいてきたのか、頭ガンガンしてるし、目眩までしてきて、声が出せない。
マイクを持つ手が感覚がなくなってきて、
だめじゃん、次俺のパートなのに、、
音が聞こえない、視界は歪む、、
思わず膝に手を置いて息を整えようとするけど、
(北斗)はぁ、はぁ、いっ、
なにこれってくらい酸素が薄くて、、
誰かが俺のとこに走ってくるのだけが見えた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。