アナクサゴラス…
私はそう祈りながら瞼を閉じた。
あれからどれくらい経っただろうか…
真っ暗な世界に少しずつ光が見える。
視界が開けていく…
ここは...?
樹庭?
教授は?
クラスメイトは?
早く戻らないと…
…。
サーシスの声がしない。
奪われた?
いや、もしかしたら、アナイクス教授が隠したとか?
樹庭の庭園には黒ずくめの人と、開拓者、キャストリスがいた。
アナイクスは死んでしまった。
だが、火種の力によって今も行きながらえている…
それでも、事実は事実なのだ…
なにようにも変えられない運命なのだ…。
開拓者とキャストリスにフレイムスティーラーを任せ、私はアナイクス教授のところへ向かった。
意識がない…?
眠っているのか?
といっても、彼も立派な男性だ。
小柄な私が持てるかどうか…
そこには百界門から出てきたトリビーとトリアンがいた。
振り向けば真後ろには刀を突き刺すフレイムスティーラー
だめだ。
殺されてしまう…。
いや、彼の狙いは彼だ。
出来るはずないと思っていた。
私がトリビーの持つ力を使っているなんて…
そして、フレイムスティーラーは私の呼び出した百界門によって吸い込まれていった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。