第8話

写す水面
435
2025/06/02 06:32 更新






アナクサゴラス…






あなた
サーシスよ…彼の…声に、 耳を…っ傾けて下さい…。






私はそう祈りながら瞼を閉じた。






























あれからどれくらい経っただろうか…






真っ暗な世界に少しずつ光が見える。






視界が開けていく…










???
これは…今までとは違うとてもロマンチックな物語…
あなた
…あ、なた…は?
???
ふふっ、私はこの先の全てを知っているわ。
???
起きて、あなた






???
『黄金の血が流れるわ』










あなた
っ!





ここは...?




樹庭?




教授は?





クラスメイトは?











あなた
…暗黒の…潮…






早く戻らないと…






あなた
そうだ、火種!





…。






サーシスの声がしない。












奪われた?


いや、もしかしたら、アナイクス教授が隠したとか?

















あなた
…あっちから人の気配が...?




樹庭の庭園には黒ずくめの人と、開拓者、キャストリスがいた。





あなた
…キャストリス…
キャストリス
…あなた様。
キャストリス
どうしてここに...?
あなた
目覚めたらここに...




あなた
あれは?
キャストリス
あの方は私たちが持つ火種を狙っているようです
キャストリス
私たちでは『フレイムスティーラー』と呼んでいます。









あなた
…アナイクス教授
キャストリス
彼はサーシスの火種で守られています。





あなた
ということは彼はもう…
キャストリス
はい。





アナイクスは死んでしまった。




だが、火種の力によって今も行きながらえている…












それでも、事実は事実なのだ…



なにようにも変えられない運命なのだ…。








キャストリス
この後にトリビー様が門を開きます。
その間にアナイクス様を連れていってくれませんか?
あなた
分かった。





開拓者とキャストリスにフレイムスティーラーを任せ、私はアナイクス教授のところへ向かった。





あなた
教授…!
アナイクス
…。





意識がない…?




眠っているのか?









あなた
(とにかく運ぼう)



といっても、彼も立派な男性だ。




小柄な私が持てるかどうか…












トリビー
みんな!こっちだよ!






あなた
トリビー!




そこには百界門から出てきたトリビーとトリアンがいた。





あなた
(この力を使えたら…)





キャストリス
っ!あなた様!
あなた
…え?




振り向けば真後ろには刀を突き刺すフレイムスティーラー




だめだ。




殺されてしまう…。












いや、彼の狙いはアナイクスだ。




あなた
(だったら!)




出来るはずないと思っていた。






私がトリビーの持つ力を使っているなんて…






あなた
開け!百界門‼















そして、フレイムスティーラーは私の呼び出した百界門によって吸い込まれていった。







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