第25話

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2022/12/11 14:57
午後7時______
辺りはすっかり暗くなっていた…
あなた
る、類くん…
神代類
どうしたんだい?あなたの下の名前くん
あなた
えっと……もう体調は大丈夫だから帰っても大丈夫だよ…?
神代類
それはできない……
あなた
え?何言って…………







神代類
だって、あなたの下の名前くんが1人の時に何かあったら大変だろう?
あなた
いや、大丈夫だよ…!
この通りピンピンしてるし!
神代類
僕はあなたの下の名前くんに無理をしないで欲しいんだ…
あなた
無理だなんて大袈裟な……
私このことは気にしなくていいよ…!
神代類
あなたの下の名前くん
神代類
そこでお願いがあるんだけど_______





















神代類
今日はあなたの下の名前くんの家に泊まらせてくれないかな?♡
あなた
…………………ぇ?
あなた
ど、どういうこと?
神代類
だから、あなたの下の名前くんの様子を見るために今日は泊まらせてもらいたいということだよ?
あなた
え、うち狭いから急に言われても……
神代類
朝からずっと一緒にいたじゃないか?
あなた
あ、そっか…………
あなた
でも……類くんは大丈夫なの?
神代類
ああ、もちろん
神代類
今から準備をしようと思えばできるからね
神代類
あなたの下の名前くんがもしよければの話だけど……
あなた
………………………
あなた
確かに、私が1人の時に何かあったらもっと類くんに迷惑かけちゃうかもしれないし……
あなた
だから、今日だけね…………?
神代類
………………!
神代類
本当かい?!早速準備をしてくるよ!!
バタン!!!!!!
あなた
はや……………
ガチャ
神代類
今戻ったよ
神代類
今からご飯を作ってくるね
あなた
あ、私がするから大丈夫!
神代類
病人が無理に動いたらダメなんだから安静にしていてくれ
あなた
もう十分大丈夫なのに………
神代類
それとあなたの下の名前くん
あなたの下の名前くんの部屋だといろいろアレだと思うし、下に降りないかい?
あなた
あ、確かにそうした方がいいね………
クルッ
類くんが急に背中を向けた_____



















神代類
それじゃあ、僕の背中に乗ってくれ♡
あなた
………………ん?
あなた
なんで?
神代類
だって、立ちくらみで倒れたりしてしまったら大変だろう?
神代類
だから、早く僕の上に乗って?
↑ここだけ見たら類くんドMみたい(((((
あなた
おんぶってこと……?
あなた
大体私体重重いんだから無理だって……
神代類
この前、横抱きをした時は軽かったけどね…♡
あなた
………この前って?
神代類
あなたの下の名前くんが初めて僕の家に来た日♡
 あ、あの日って確か……





















 
あなた
なっ……………/ / / / /
完全に思い出した……
その日は類くんと………
神代類
おや?あなたの下の名前くん、顔が真っ赤だよ?
あなた
な、なってないっ…/ / /
ピト
あなた
ひゃうっ……/ / / /
類くんの少し冷たい手が頬に触れた…
あなた
冷たい……
神代類
フフ、さっきまで外にいたからね
神代類
それよりも本当に顔が真っ赤だよ?
神代類
もしかしてあなたの下の名前くん、この前のことを思い出したりして……♡
あなた
し、してないってば!
あなた
そんなことより、早く下降りよ……
神代類
フフ、そうだね
神代類
さ、乗って?♡
あなた
はいはい…
重くて潰れても知らないからね?
ドサッ









神代類
……………
あなた
(もしかして重すぎて言葉を失ってる…?!)
あなた
る、類くん…
重いよね?無理しなくても……
神代類
……がいいよ
あなた
どうしたの?
神代類
ずっとこのままがいいよ!
あなた
え?
神代類
だって………
神代類
あなたの下の名前くんのいい匂いを感じることができるし、あなたの下の名前くんが僕の匂いを嗅いでいるってことを想像しただけで…………
神代類
最高じゃないか………
神代類
(それに、あなたの下の名前くんの胸が僕の背中にくっついていることが可愛らしいしね…)
あなた
(あ、手遅れだ………)
あなた
それより早くして…………
神代類
あ、取り乱してしまってすまなかったね
それでは行こうか♡
あなた
(全然反省してない……)





















まだまだ続きます!

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