部活の時間になって
私が部室に向かうと
ドアを開けてもいつも通りディノが出てこなかった
私がそう言った瞬間
私の後ろのドアが開いてアリンちゃんとディノが
入ってきた
.....手、繋いでる
...なんで
そう言って出て行く2人
私はその後ろ姿を眺めていたけど
何も声が出なかった
どうして
私のことを好きだって言ってくれた人達は
私の前から姿を消していくの...?
ディノのこと...好きだったわけじゃない
なのに私は今、アリンちゃんに取られたって気持ちでいる
...私、最低だ
私はその後部活にいる気になれなくて
二人が出て行って少ししてから部室を出た
今日はなるべく早く帰ろうと思った
帰り道を歩いていると
ウォヌくんが私の目の前に現れた
そう言って私が笑っても、ウォヌくんは真剣な顔をしていた
ウォヌくんはそう言って私を抱きしめた
ウォヌくんのさりげない優しさに
私の心が音を立てて崩れ落ちた
公園のベンチに座って
私はディノとアリンちゃんの話をした
なんでこんなに複雑な気持ちになるか
わからないってことも...
私は泣きながら
ウォヌくんにうなずいた
次の日
1人で学校に行くのも気にするのをやめた
ミンギュが隣にいないのは
すごくすごく嫌だけど...
教室に入るとユラが来てくれる
私とユラは急いで2組にかけつけた
するとそこで見た光景は
アリンちゃんとミンギュの姿だった
...そんなの嘘!!
アリンちゃんにはディノが...
私は叫びたかったけど何も言えなかった
どうして...?
アリンちゃんがミンギュと一緒にいるの...?

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。