第32話

🦖 🦊 🐶
2,410
2020/02/11 02:00 更新
部活の時間になって




私が部室に向かうと




ドアを開けてもいつも通りディノが出てこなかった
あなた
あれ...?ディノは...?
生徒
あー、アリンちゃんと...うん、ちょっと、
あなた
アリンちゃん?
生徒
なんか...2人でどっか行ったよ?
いやー、あなただと思ってたけどディノはアリンちゃんのこと好きだったなんてねー...
あなた
え?どういう意味で...

私がそう言った瞬間




私の後ろのドアが開いてアリンちゃんとディノが




入ってきた






.....手、繋いでる
あなた
.......
アリン
アリン
あ、あなた先輩〜!来てたんですねぇ、お疲れ様で〜す
あなた
...うん、お疲れ様
ディノ
ディノ
.....先輩、
アリン
アリン
あ!そうだ〜!私たち、付き合うことになったから〜!
あなた
...え?
生徒
そうだったの?おめでと〜
生徒
あなた、振られちゃったね...どんまい、
あなた
.......
アリン
アリン
え、あなた先輩、ディノのこと好きだったんですかぁ?
あなた
...それは、違うけど...
アリン
アリン
だったら別に関係ないじゃないですか?私たち付き合ったんで
あなた
.......
...なんで
アリン
アリン
じゃあ、私たちこれで今日帰りますね〜、お先に失礼しま〜す
そう言って出て行く2人




私はその後ろ姿を眺めていたけど




何も声が出なかった
















どうして




私のことを好きだって言ってくれた人達は




私の前から姿を消していくの...?




ディノのこと...好きだったわけじゃない




なのに私は今、アリンちゃんに取られたって気持ちでいる




...私、最低だ































私はその後部活にいる気になれなくて




二人が出て行って少ししてから部室を出た




今日はなるべく早く帰ろうと思った






























帰り道を歩いていると
ウォヌ
ウォヌ
...あれ?あなたさん?
あなた
...ウォヌくん
ウォヌくんが私の目の前に現れた
ウォヌ
ウォヌ
どうしたんですか?今頃部活の時間じゃ...
あなた
...うん、そうなんだけど抜けてきちゃった
そう言って私が笑っても、ウォヌくんは真剣な顔をしていた
ウォヌ
ウォヌ
...今、無理してませんか
あなた
...え?
ウォヌ
ウォヌ
僕になら、話してもいいんですよ
あなた
.......
ウォヌ
ウォヌ
僕にだけ...ミンギュとの話を打ち明けてくれたのもすごく嬉しかった
あなた
ウォヌくん...
ウォヌ
ウォヌ
だから、あなたの力になりたい
頼りたい時はいつでも頼ってよ...
ウォヌくんはそう言って私を抱きしめた




ウォヌくんのさりげない優しさに




私の心が音を立てて崩れ落ちた


























公園のベンチに座って




私はディノとアリンちゃんの話をした




なんでこんなに複雑な気持ちになるか




わからないってことも...
ウォヌ
ウォヌ
...なるほど
あなた
私...これからどうしたらいいのか分からないよ
ウォヌ
ウォヌ
.......
あなた
ディノのことは好きじゃなかった
それなのに...どうして目の前から居なくなるとこんなに複雑な気持ちになるんだろう?
ウォヌ
ウォヌ
...それは
あなた
私、本当最低だよね...
好きでもないのに近くに置いておきたいなんて思って...
ウォヌ
ウォヌ
別に最低なんかじゃないよ
あなた
...ウォヌくんまで私の前から消えたら...どうすればいい?
ウォヌ
ウォヌ
...僕は絶対消えないよ
あなた
...なんで、なんでそんなこと言えるの!?
ウォヌ
ウォヌ
あなたが好きだから!!
あなた
...!
ウォヌ
ウォヌ
きっと、ディノさんもミンギュも...ずっとあなたのこと好きだったに決まってる...
あなた
.......
ウォヌ
ウォヌ
でも、僕だって負けてないよ
あなたへの気持ち...負けたくない
あなた
...ウォヌくん、
ウォヌ
ウォヌ
信じられなくてもいい
でも、僕はあなたの前から絶対に消えたりなんかしない
あなた
.......
ウォヌ
ウォヌ
辛い時は僕のところに来て、ね?
あなた
...うん
私は泣きながら



ウォヌくんにうなずいた































次の日


1人で学校に行くのも気にするのをやめた




ミンギュが隣にいないのは




すごくすごく嫌だけど...










教室に入るとユラが来てくれる
ユラ
ユラ
あなた!大変...!
あなた
な、なに...?
ユラ
ユラ
ミンギュくんが...
あなた
ミンギュ...?
私とユラは急いで2組にかけつけた




するとそこで見た光景は



































アリンちゃんとミンギュの姿だった
アリン
アリン
ねぇ〜、アリン、ミンギュ先輩のことだ〜いすき
ミンギュ
ミンギュ
僕も好きだよ、アリン
あなた
.........!!!
アリン
アリン
アリンね、ミンギュ先輩しかいないよ?
ミンギュ
ミンギュ
うん、分かってる
...そんなの嘘!!




アリンちゃんにはディノが...




私は叫びたかったけど何も言えなかった





どうして...?




アリンちゃんがミンギュと一緒にいるの...?

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