避難所の広場ではざわざわとした声が広がり、何かが起ころうとしている雰囲気が漂っていた
私はぼんやりとその様子を見ていたが、聞こえてきた名前に思わず耳を傾けた
それはメガネくんの力強い言葉
彼の周りには
ポニーテールちゃんや二色頭くんが集まっていて
彼らは明らかに行動を起こそうとしていた
ポニーテールちゃんの真剣な言葉に、周囲の避難民たちが静まり返る
私の心臓は激しく脈打ち始めた
私は咄嗟に立ち上がり、その場に駆け寄った
私の叫びに皆が振り返った
その言葉に1-Aの面々が一瞬驚いた表情を浮かべた後、メガネくんが真剣な面持ちで口を開いた
私は食い下がった
私の声は次第に震え、涙が頬を伝って流れ落ちた
2色頭くんが口を開いた
ポニーテールちゃんも続けた
それでも私は諦めなかった
トゲトゲ赤髪くんが優しく肩に手を置いた
彼らの真剣な目を見て、私は何も言えなくなった
口を開きかけては言葉にならず、次第に声を上げて泣き始めた
私はその場に崩れ落ちるように座り込み、涙を流し続けた
1-Aの面々はそれを見て少しだけ辛そうな表情を浮かべたが、やがてそれぞれ覚悟を決めた顔で頷き合い、避難所を出て行った
私は彼らの背中が見えなくなるまで見送りながら、涙を拭うこともせず、ただ祈るように呟き続けていた
私の震える声は広場の風にかき消され、誰にも届くことはない
それでもその想いは、遠くにいる彼に届いてほしいと心から願いながら、私は空を見上げて涙を流し続けた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!