その言葉に俺達は動揺を隠しきれなかった。
アルside
嘘だろ?雑木林に入る時は一緒にいたはずだ。この屋敷のどこかにいたりするんじゃないか?
ということで急遽レオンの創作が始まった。心配だな…
まず入った部屋は少し広めの寝室のようだ。小綺麗なピンクのシーツのベッドやぬいぐるみなどを見るに、おそらくガールの部屋だろう。
ロロがぬいぐるみを睨みつけている。何かあったのかなと声をかけようとした時、
突然大声をあげた。咄嗟にしゃがめたが、動きが遅れたステラには真っ赤なインクがついていた。
それでぬいぐるみを…ロロがそう言い放った直後、なんとぬいぐるみが「バレたか」と言わんばかりに立ち上がったのだ。
さらにあろうことか、そいつは耳をつんざく金切り声をあげ、周りの人形達を起き上がらせたのだ。そして俺たちに向かって襲いかかってきた…!
そしてロロはクラブラを手にして俺たちとぬいぐるみ達の間に立った。実は肝試しに来る前に全員で話し合っていたのだ。もし戦うことになった時用に持ちブキは持っていこうと。
幸いこの部屋は天井が高かった。ロロは天井スレスレまで飛び上がると、そのままぬいぐるみ達に向かってクラブラを連射しながら急降下。逃げようとするぬいぐるみ達を逃がすもんかとアクロバティックに動き回り、確実にトドメを刺していく。
あっという間にぬいぐるみはピクリともしなくなった。流石はOnly最強ブラスター使いだな。
ロロに出番を全て持っていかれてしまったのは少し悔しいが、助けられたな…
それにしても流石の勘の鋭さだな。この部屋に入ってから戦闘が始まるまで、そんなに時間はなかったはずだ。
そんな早くに…流石としか言いようがないな…
周りに警戒しながら、俺たちは寝室をあとにした。





























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。