第17話

17話 隠し事はなしだろ、、?
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2025/02/25 22:39 更新
涼太が「そばにいる」と言ってくれたことで、
俺たちの関係は少しだけ変わった気がした。

──俺はもう、涼太を”友達”なんかじゃ見れない。
ちゃんと”恋人”になりたい。
けど、涼太はまだ答えを出せずにいる。
焦らせたくはないけど……このままも嫌だった。

そんなことを考えながら、涼太の髪を撫でていたら、
「……ん」
と、小さく寝息を立てるのが聞こえた。

(……やっと寝たか)

熱はまだ高い。
今は休ませるのが一番だろう。

俺は立ち上がり、そっと部屋を出ようとした。
けど──

「……っ」

涼太の寝顔を見た瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。

(なんか……やっぱり、おかしいよな)

前から気になってた。
涼太は無理をしすぎる。
今日みたいに体調を崩しても言わないし、
どこか”自分は大丈夫”だと思い込んでるみたいなところがある。

──まるで、慣れてるみたいに。

(……隠してること、あるよな)

何度か聞こうとしたけど、そのたびに流されてきた。
でも、もう見て見ぬふりはできねぇ。

「……絶対、言わせるからな」

涼太の手をそっと握る。
頼るなら、俺にしろよ。

***

翌朝、涼太はまだ少し熱があるみたいだった。

「ちゃんと寝れたか?」

「……うん」

「他にしんどいとこは?」

「平気。……昨日は、ごめんね」

「謝んな。お前が無理しすぎなんだよ」

涼太は少し視線をそらした。
やっぱり何かを隠してる。

「なあ、涼太」

「……なに?」

「俺ら、これからちゃんと向き合ってくって決めたんだよな?」

「……うん」

「じゃあ、隠しごとはなしだろ?」

「……っ」

涼太の肩がピクリと揺れる。

「俺、ずっと思ってた。お前、なんか隠してるよな」

「……」

「ちゃんと教えてくれ」

俺は、まっすぐ涼太を見つめた。

涼太は少しの間、迷っているようだった。

けれど──

「……俺、実は……」

静かな声で、ついに涼太が口を開いた。

俺は、息をのんだ。

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