すがすがしく青空が晴れている。
カラッとした乾燥した晴れ空で、青天井は高かった。
ひゅうっと冷たい風が吹いて、体温を冷たくする。
…僕は風でめくれたマフラーを直す。
こんな晴れた冬の日に、思い出す。
あなたの下の名前とお別れを告げた、あの日を。
あの頃の自分は今も、心の中で笑っている。
傑と、硝子と、あなたの下の名前と、四人で過ごしたかけがえのない鮮やかな記憶の中で。
そういえば、あの日もこんな天気だった。
今年は例年よりも寒気が早く来て、マフラーがないと、さすがの僕でも寒い。
吐息を吐けば白い息になりそうだった。
乾燥した寂しい空気が、辺りをまとっている。
「サヨナラ」のドアが閉じる…_____、
その寸前に、俺の口が、何かを言いたそうに開いた。
たった3秒だけで、あなたに伝えたい言葉。
たった3文字だけで、あなたを手に入れる言葉。
…今なら声に発して、言えるだろう。
あなたの下の名前と別れたあの日から、もう一体、僕は何度目の誕生日を迎えるんだろうか…______
――「S・K・Y」――
その言葉が、今も、いつまでも、僕の頭を飽和している。
…見上げてみると、今日も雲一つない、澄んだ空だった。
あなたの下の名前と別れたあの日、サヨナラの直前に、あなたの下の名前は笑って言った。
あなたの下の名前自身は、そのときの寂しさの漂う空気を誤魔化したくて、俺を茶化すような…そんなことを言ったんだろう。
けれど、そう言って笑ったあなたの下の名前の目の端に残る「別れたくない」という気持ちが、よく俺には見えた。
うっすら、涙が光っていた。
心なしか、声も震えてきた気がする。
それを分かっていた上で、俺はそんな返事をした。
…なんだよ、そんな曖昧な返事は……。
今でも僕は、昔の俺にそう問いかける。
たった3秒だけで、あなたに伝えたい言葉。
たった3文字だけで、あなたを引き止める言葉。
あぁ言ってやりたかったハズなのに、俺は素直になれなかった。
肯定も否定もできなかった。
密かに僕は、悔やみ続けている。
――「S・K・Y」――
その言葉の意味を、今の僕は知っている。
毎年、この日に必ず思い出す。
年に一度の、この日に…。
一体、何度、歳を重ねたんだろう。
「S・K・Y」
「S・K・Y」
「S・K・Y」
「S・K・Y」……
何度も繰り返す。
何度も思いを馳せる。
早く君に伝えたい。
ようやく今になって、言える気がしてきたんだ…_______
たった3秒だけで、
あなたに、
あなたに、
…あなたに、伝えたい言葉。
たった3文字だけで
…あなたを手に入れる言葉。
――「 好きよ 」――
おわり
「S・K・Y」より曲パロ書かせていただきました〜🙌✨️
こちらの楽曲、夢瑠莉の大好きな曲でっ…!!
「S・K・Y」からの「好(s)き(k)よ(y)」に回収されるところが、何回聞いても最高に感動しちゃいます😭✨️
実は、この曲で曲パロするために「曲パロ企画」を始めたと言っても過言ではないです笑笑
⇧の動画は、夢瑠莉の好きなムチャさんの歌みたです!!
ぜひ聞いて下さい😭(布教)
今日は五条様の誕生日なんですが……ここで悲しい(?)お知らせが…。
「ツンデレ生五条悟」の曲パロ・番外編企画をこれにて一度、完結とさせていただきますっ!!
急な発表になってしまって申し訳ないんですが、ぼちぼち夢瑠莉も勉強に本腰入れないと…っ💦
公開状況は今のまま、ログアウト状態でも見れるようにしておきますので、何度も何度も読んじゃってくれると嬉しいです😭
こちらの続編の更新は、3月から本格的に始めていくつもりです✋️
▶【訂正】
夢瑠莉の大学受験の方が上手くいかなかったので、受験2週目することになりました💦
2025年3月から連載を始める予定でしたが、この影響でまた2026年へと先延ばしになります。
なので、一時的に非公開にさせていただきます、!
楽しみにしてくださっていた皆様ご迷惑をおかけいたします、すみません!!!!!
たくさんの方々に読んでいただけて、本当に光栄でした。
ありがとうございましたっ…!!!
お話というのは読者や聞いてくれる方がいなければ成り立たないもので…☆♡やコメントも、信じられないくらい、更新するときの救いになっていました😭
この作品を読んで、共感してくれる方や「私も小説書いてみたい」と思ってくれた方がもしいたら幸いです!!
ココから一旦離れるなんて寂しいけれど……キャスト含む皆で、未来に向かって進んで行きましょうっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
では、また会う日までっ!!
夢瑠莉はる


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!