第2話

いーち
600
2020/11/08 04:28
「やっくーーん、リエーフがまたレシーブ練サボってる」

夜久「こらリエーフ!!!回数追加すんぞオイ!!」

灰羽「ゲッ、バレた……!!!」


今日も今日とて夜久の怒号と灰羽の悲痛な叫び声が響き渡る音駒高校排球部。通称ネコ。



レシーブ力に長けた東京の古豪。
そんな強豪校のマネージャーを務めるのが校内でも美人で有名な霜月あなた。
音駒高校の3年生である。


黒尾「ウチの優秀マネージャーは目敏いですネ」

「なんか言った?クロ」

黒尾「イイエナンデモ」



ニッコリと黒い笑みを浮かべるあなたに目線を逸らしながらカタコトで小さく呟く黒尾。


孤爪「クロ、もう帰ろうよ。疲れた。」

黒尾「まだ自主練初めて30分ですぅ~~まだ帰らせません~~~」

「あはは、研磨可哀想」

孤爪「…はあ…」


ケタケタと楽しそうに笑うあなたにしんどそうにため息を履く孤爪。

遠くでは山本が「霜月さんが笑ってる…!!!」と胸を押さえていた。

ちなみに彼はあなたが美しすぎて2年たった今でも名前で呼べないらしい。


猫又「あなた、暇だったら1年のレシーブ見てやってくれ」

「はあい」


監督にレシーブ練習組を任されたあなたは夜久にレシーブを教わっている芝山と灰羽の元へ駆け足で向かった。


芝山「!あなたさん!」

ぱああっと目を輝かせる芝山に「やっほ」と優しく頭を撫でるあなた。あなたは中学の頃ベストリベロ賞を受賞している優秀なリベロなのだ。


「やっくん、私ヘルプ付くね」

夜久「おう、助かるわ。」


ニッと歯を見せて笑う音駒のオカン夜久衛輔。


灰羽「俺あなたさんが良いでーす!!」

夜久「お前は俺だ残念だったな」

灰羽「夜久さん怖いからヤダ!!!!」

夜久「んだとコラ!!!」


夜久の綺麗な回し蹴りを受けた灰羽がその場に倒れ込む。「じゃあ優生は私がアドバイス出したげるね~」と体育館の端に転がっていたボールを掴むあなた。



灰羽「芝山ずるい!!!!!」

芝山「あはは、ごめんね灰羽くん」

灰羽「畜生~~~!!!!」




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芝山くんの口調が掴めません_:( _ ́ω`):_

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