次の日、学校はあると連絡があったので、頑張って起きたが、遅刻しかけた。
―――転校生がきたので、紹介します。―――
先生が黒板に書く。
転校生?こんな時期に?今は9月半ばだ。どうして夏休み明けに天候しなかったのだろうか。こんな状況じゃ友達作るのも大変だろうな、と思っていた。
やがて、先生が男の子を連れてきた。その子は黒板に、
―――青柳慎也 よろしく―――
と書いた。そして私達の方を見た。
顔が見え、私はなんだか変な気持ちになった。なんだろう、胸がドキドキする感じ。もしかして私、あの子_慎也くんに一目惚れしちゃった?!自分でもよくわからない。
1時間目、先生がせっせと黒板に文字を書いていく。その字を移しながらも、私は慎也君をチラ見する。確かに目鼻立ちはいいが、私の好きなタイプというわけではない。私は慎也君のどこに惚れてるんだろう。そんなことを考えていると、誰かに肩をたたかれた。振り向くと、先生が紙を持って微笑んで立っていた。その紙には、「星野さん、よそ見しないでね。」。私は慌てて謝ろうとしたが、聞こえない。とりあえず例をした。普通の注意とは違う恥ずかしさだ。慎也君にも見られてしまったかなあ。
これが恋というものなのか……。なかなか実りそうにないな。でも、なんだか楽しい。慎也君がいるだけで、生きててよかったって思える。こんな不思議な気持ち、初めてだ。だからもう少し……生きてみようかな。
短くてごめんねー
なかなか思いつかなくて、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。