千佳）（え...選択授業で..？）

裕也）「柳さんと、お友だちが話してんの聞こえてきてさ...」

『回想  数日前 選択授業中(PC)』               
                             ↑
        （だからやることない笑）

後ろから聞こえてくる会話

千佳）≪――――――昨日、電機屋の抽選会で一等が当たっちゃってさぁ―――...≫

裕也）（へー、おめでとう）

真由）≪ウッソスゴいじゃん！景品は？？≫
      
千佳）≪なんか、ナノ粒子...？
  顔に、煙？湯気？がかかるやつ≫

真由）≪あぁ、あれか！！いいなーうらやまー！≫

千佳）≪うーーん、嬉いっちゃ嬉しいけど、なんかこわくてさ...💧≫

裕也）（なんで？）

真由）≪へ？なんで？≫

千佳）≪だってなにもせず楽して良いことあると、
反動で悪いこと起きそうじゃない？💦≫

      ｶﾞｸｯ

裕也はひじづえで支えていたあごが、思わず落ちた

千佳）≪いぬが死んじゃったり、おじいちゃんが病気になるとか...
そんな妄想ばっかりしてたら寝れなくて...≫

真由）≪はーー？まぢで言ってんの？笑
ありえんし≫

千佳）≪ないと思いつつ止まらなくて...
こんなんなら当たらなくて良いよ...💧
別にあれ使わないし≫

真由）≪まぢで！？ちょーだい！≫

千佳）≪いいよー≫



裕也）（フツーに、
      やったー！ラッキー！
      じゃあ だめなのかな？）

裕也）（変わった子だなぁ...）


その日から、ちょくちょく話を盗み聞きしてた


『別の日』

千佳）≪授業でさぁ、問題の答え手上げて発表するじゃん。あたし あれ すごいイヤなんだよね..≫

真由）≪なんで？頭悪いから？≫

千佳）≪いやちがくて、

      「優等生ぶりやがって」

って思われたらやだなーって💧≫

裕也）（や、フツーに賢いなって尊敬するよ）


『またまた別の日』

真由）≪なんで千佳っていつも階段使うの？≫

千佳）≪だってエレベーター止まったら怖いじゃん💧≫

真由）≪ギャハハ！ダイエットかと思ってた≫

裕也）（滅多にないから大丈夫だよ笑
万が一止まっても連絡とれるようになってるしね）

千佳）≪エーー！やだ！後ろに 人に立ってほしくない！
刺されたらどうしようって...💧≫

真由）≪もぉ病気だな≫

裕也）（全部本気で言ってんだろうな...）


『現在』

裕也）「この子は一体何にそんなに怯えてるんだ？って、いつも思ってたんだよね」

千佳）（聞かれてたんだ...）

今までのほとんど聞かれてたと思うと、顔が赤くなった

裕也）「そんな柳さんが小動物かなんかに思えてきてさ


俺がそばにいて、

守ってあげたいなー

...とか思っちゃって」

千佳）「......っ」

やさしく笑う裕也に、少し疑うのをやめた

[そ、、そんな...]

裕也）「あ、バス来たよ」

裕也）「じゃ、続きはまた！バイバイ柳さん」

千佳）「―――――――――...」

    


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サットンです！

これも、読み方が難しいので、説明します

選択授業中の会話が聞こえてくるシーンで、
≪ ≫このかっこは、真由と千佳の会話で、
（ ）このかっこは、真由と千佳の会話を聞いてて思う、裕也の気持ちです

なんかよく見ないと、裕也も二人の会話に参加してるようだったので.....(´∀｀)

これからもよろしくお願いします🙇⤵️