「どーれーにーしよーかなー」
「てんのーかみさまのー…いーうとーり!」
「あー、でもなー!どうしよー!!」
…。なにしてんの?
「あ、まきまきじゃん。なにって、見ての通りだよ」
まきまきやめてってば。
何かに悩んでるのは分かるよ、
何をそんなに悩んでるのってこと。
「今日の夜ご飯!」
なにそれ、しょーもな。
一番気分の選べばいいじゃん。
「全部食べたい!!!」
うるさい…。
選択肢は何で悩んでるの。
「えーとね、エクレアとー
納豆オクラ豆腐しらす丼と、パピk」
まって。
「んー?なに?」(・∀・)?
なに(・∀・)?、じゃないよ。
明らかに夜ご飯じゃないやつあったって。
「………?どれのこと?」
…もういいよ、続けて。
今のところ丼が飛び抜けて良い。
「えー?あとはね、パピ◯でしょ、佃煮ー、
チーズハンバーグ!」
分かった、チーズハンバーグにしよう。
絶対チーズハンバーグがいいよ。
「でも、他も捨てがt」
チーズハンバーグ。
「もー、そこまで言うなら仕方ないなー」
「あーでもご飯の話してたら焼き鳥食べたくなっちゃった」
はぁぁぁ…。…買ってきたら?
「コンビニ行ってくるー!!」
余計なもの買ってくるなよー!?
…聞こえてんのかな、あいつ。
「たっだいまー!まきまき見てー!!」
まきまきやめろ!俺はキマキだって!
「ねえ見てよ!」
なんだよ!
「スイカ売ってたの!凄くない?!」
「明日一緒に食べよ!」
あー、…うん。…そうだね。
で、夜ご飯は?
「……( ゚д゚)!」
…まさか
「………忘れた!!」
はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!?!!?
「(*ノω<*)てへ☆☆☆」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。