第3話

化け物日記
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2024/06/01 08:39
nekko
nekko
これは化け物のいる世界に、持ち物は日記一つで落とされた登場人物達の話です
nekko
nekko
アンハッピー話です
nekko
nekko
人が沢山消えます
nekko
nekko
脅かしがしたくて夢主入れてみたけど、怖かったら適当に設定するとか見るのやめてね
nekko
nekko
気づくかなあ…
レッツ、ゴミの世界☆
    最後には♥と💬、待ってるよ

        ↓ ↓ ↓

トーラ
あれ、ここは…?
✗✗✗✗ 年 1 月 20 日  No. 1



気がついたら私は、知らない場所にいた。
何処?なぜ?、知らない。どうせ神の気まぐれだ。

だってそうだ、
そうでないなら、この状況をどう説明する?


周りを見渡しても、廃れた世界が見えるのみ。
荷物は見覚えのない、この日記だけ。
トーラ
何だこれは…
初めは、日記などつける気にもならなかった。
人の日記かもしれないし
なによりここから早く出ようと必死だった。

もうここに来てから3日も経っている。
何故か腹は空かないし、人は一人も見つからない。

気が狂いそうだ、何かしなければと思って初めてこの日記に目がついたのだが、中は白紙だった。
トーラ
…よし
宛名などもなく、なにより人は私だけ
この日記が少しでも役にたつなら、と書き始める。

年、月、日、neme、の文字は印刷されていた。
だが、No.とは?

少し気になりもしたが
見たことがないわけでもない。
気にはしなかった。


              neme.トーラ
     サァァァァァァァァァ
✗✗✗✗ 年 1 月 21 日  No. 1


なんだあの化け物は
おぞましい、この世のものではない。

ああ、そうか。私は生贄にされたのだ
あの化け物に食われる運命なのだ。

ならば抗おう
どうせ次にまた別の人間がこの日記を読むのだ

あいつの弱点は目のーーーーーーーーーーーー



 サァァァァァァァ ァ… ザザザッーーザ






              neme.トーラ

ラギー.
なんだ?
マギー
砂漠?いや、違う
✗✗✗✗ 年 4 月 1 日  No. 34



俺はマギー、この日記に選ばれてしまった34人目の被害者だ。だが俺には他のやつとは違う点がある。

双子のラギーがいる。つまり、『二人で』ここに落ちている。何故かは分からないが、これは他のものより生存率があがるはず。

ラギーと話し合った結果、No.34を俺が、35をラギーが書くことになった。

状況を整理すると、まず俺達が落ちた場所は今にも崩れそうな家の屋根だった。
俺も思ったさ、何処だここは?なぜ?
それから周りを見渡した。

No.33までの日記には、化け物は丸一日見つからなかったこともあった。それなのに、俺たちの目には信じられないものが映った。
ラギー.
おい見ろ…
マギー
ははっ…笑えない冗談だぜ…
初日から化け物の登場。
とても精巧なCGあるいはVRでも見たかと疑ったが、そうだとしても余りにも気持ち悪い。

そして化け物がこちらに気付いた。
幸いにも化け物は小さく、必死に持っていたペンや得意の拳で倒した。

これが現実だと思わざるおえなかったよ。

もしこいつがもっとデカかったら、強かったら
もちろん、死んでいた。
ゾッとするよ。
    サァァァァァァァァァァァ ジ ジジ



               Neme.マギー
✗✗✗✗ 年 4 月 20 日  No. 35



前の日記で名前のでた、ラギーだ。
日にちを見れば分かると思うが、俺達は19日もの間日記に手がつけられなかった。

化け物から逃げるのに必死だったんだ。
だが誰よりも生き延びた結果、成果は得られた。

俺はマギーが真面目に人の日記を読めるタイプではないと知っていた。だからまず日記を最初から最後まで読んだ。


ラギー.
おいおい、マギー…これは大変だ…
マギー
なんだよマギー、俺は足が痛いんだ
後の人の為に、日記の内容を纏めようと思う。
大切なことしか書いていないから、出来れば日記を見る全ての人間に行き渡ることを願う。


・化け物の弱点はNo.1,9,13,17だ、繋げて読め

・具体的な出る術は、言ってはならない
死を覚悟するなら一文字は許されるだろう

・奴らの正体は 👤 である

・化け物に怪我を負わされた場合、終わりだ

マギー
…もう、終わりなんだな、ラギー
ラギー.
…ああ、その通りさマギー
ラギー.
だが、どこか安心しちまった
もう、化け物に追われなくていいんだと
マギー
いいんだラギー
これで楽になれる
マギー
だがな、兄弟
俺達が後ろに続くものを阻んではいけない
ラギー.
やれるだけのことはやるさ
俺達はもう『終わりだ』
だからあとは続く者に託すよ。
いいか、油断はするなよ、化け物は一つじゃない。

この地にかつていた者の本を見つけた。
もしかしたら、この世界にこの地の人間が残っているかもしれない。

希望はある、諦めるな。
俺達は化け物の口に身を投げる。抵抗の証だ。

書記はできる限り残すが、俺達に残された時間もあと僅か、お前らも死ぬ時は化け物になるなよ。


                 neme.ラギー
マギー
…ごめんな、ラギー
ラギー.
なにがだ?
俺はお前のお陰でここまで生きたんだ
ラギー.
恨んでなどいないよ
マギー
ありがとう
…一緒に地獄に落ちてくれ
ラギー.
当たり前だろう?
来世まできっと一緒だ
サァァァァァ ジ ザザッ ジジッ ザーーーー
ぬ!?

✗✗✗✗ 年 9 月 24 日  No. ?9?


日記とは、どう書けば良いんだ?
書いたことないぞ

まあ最後のページだし読むやつ…いないよな?
俺がここに来たときの言葉はな

俺のダンベルが…ないっ?!
だな

しかたねーだろ、毎朝「おはよう!」と声をかけるダンベルくんがいなかったんだ。
周りも見てなかったし
あの化け物共とこの日記はなんだ?
一匹ならいいけど数が多いしなあ…
俺はそこそこ強かったから、現状を理解すれば
そこそこ落ち着いていた。

だが、あまりに化け物の数が多いし、何故か身に覚えのない、包帯を巻いた俺の腕が気になった。
一応、警戒しながら歩くかあ
留まって居てもそのうち食われるだろうし
時々休憩しながら日記をよんで歩いてたんだ。

そういや、なんで全員の文字が日本語で読めるんだろうな?全部が不思議だから今更だけどよ


< 止まれ!

ん?まさか原住民か?!
一通り日記を読んだ俺は、人に出会った
その先には廃れていない壁がみえる。

そいつは間違いなく原住民だった。
最後のページが主人公、エモい、これはエモだな。


< お前!感染してるな?!それ以上近付けば撃つぞ!

叫んで銃を構えるそいつに俺は
違う!俺は強いから、あいつらを倒せるぞ!
と言った。
実際傷に身に覚えはないし
襲われて怪我をした覚えもない。

道の途中で、無傷で化け物を倒すこともできた。


結構な間そいつと押し問答をしたあと、説得に成功して、壁の中に入れてもらえることになった
はぁ、流石に疲れたぜ…
化け物を警戒しながら、何時間も歩いて
時には日記を読み化け物を倒し、
言い争いをすれば、流石に俺も疲れた。

だから寝ることにする。
ふぬ、快眠だ
日記が最後のページだから、次の日だがそのまま書くことにする。

本当は体がダルかったが、「快眠だ」と言って起きた。どうせ疲れのせいだし、そんなことを言えばあいつに殺されるだろう。


< よお、おはよう

ん?ああ、おはよう!
噂をすれば、
朝から暇そうな銃を持ったあいつに会う。

しばらく話し込んでいたら、結構仲良くなれた。
お前、気が合うなあ!!


< そうだな、今度一緒に酒でも飲もうぜ
いいな!…ッ?(クラッ
話してるうちに段々目眩がしてきて、体が自由に動かなくなっていった。

やっと仲良く慣れたやつが「大丈夫か?」
なんて声をかけるが

なあ、ほんとは分かってるんだろ?
俺を、撃て
気がついたら俺はそう口にしていた。

思い出したんだ、忘れていた。
俺は化け物に襲われていて、やはりあの傷は


考えてるうちにどんどん意識が遠のくが、中々銃を引かない狼狽えているあいつが目に入った。
なにを、してるッッ、早くしろ!
お前の仲間が、全員死ぬぞ!
俺は必死に声を上げた。

俺が中に入ってしまったから、俺が忘れていたから、なんとなく分かっていながらも甘えてしまったせいで!


他のやつの日記の通りなら俺は【ーーー】になる!
その前に撃ってくれ!頼む!


せめてあの日記を!あの日記を!



あの日記を…?


























俺は、どうやってこの日記を書いている?



サァァ… ジ ザザッ ジジッ ザーーーー

   ジジジジジ ジッ…

ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

ーーー
✗✗✗✗ 年 9 月 25 日
ーーー
No.

ーーー
1 1 . 8 8 0

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通、120 - No.99  変貌

neme. 寿古江 剛 / 失敗


11.880 120 99 ーーーー 終了 報告

11.881 121 1 ーーーー  開始
ーーー
新、 ✗✗✗✗ 年 9 月 26 日

No. 11.881
ーーー
通、121 - No.1 死亡

neme. レイナ・シーマル / 失敗
ーーー
✗✗✗✗ 年 9 月 30 日

No. 11.882 No. 11.883
ーーー
通、121 - No.2 変貌

neme. 空界 零 / 失敗


通、121 - No.3 死亡

neme. あなたの名字 あなたの下の名前 / 失敗
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✗✗✗✗ 年 10 月 10 日

No. 11.884
ーーー
通、121 - No.4 変貌

neme.あなたの名字 雷斗 / 失敗
ーーー
✗✗✗✗ 年 10 月 12 日

No. 11.885
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通、121 - No.5 変貌

neme. ミュミュ・レリアン / 失敗
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ーーーー、ーーーー…、…失敗
ーーー
ーーーー、ーーーーーーーー、失敗。
ーーー
失敗、失敗、失敗、失敗、失敗、失敗


        プツンッッッッ

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