第30話

赤葦から
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2019/01/12 03:08
『何言われるかな。怖いんだけど笑』
木兎「色々言われそうだよな...」
赤葦「えーっと、あなたさんって凄い大人しい人だったんですよ。というか、演じてたんでしょうかね。いまのあなたさんとは全然ちがうひとでした。木兎さんは、ずっと変わってません。」


確かに全然違ったなぁ...


赤葦「お二人が付き合い出してすぐ少しいざこざがあって、俺がたまたま居合わせた時のことを覚えていますか。あの時あなたさんが帰ったあと、俺は木兎さんを探して、後輩ながらぶん殴ろうとしてしまったことを覚えてます。すみませんでした。」

『光太郎、そうだったの?』

木兎「あぁ、まぁ...うん...」

赤葦「俺とあなたさんが付き合ってる疑惑とか、とにかく二人に振り回されてばっかの数年間でした。今だから言います。」

何言われるの...

赤葦「俺は、あなたさんがずっと好きでした。でも、貴方は木兎さんをずっと追っかけてて、だから、あなたさんのお手伝いをしてきたんですよ。」


え...?


赤葦「今も昔もこれからも、ずっと俺にとっての最高の先輩は木兎夫婦です。」

なに、泣きそう。


赤葦「お二人の将来がより良いものになるように、まだまだ、支えていくのでよろしくお願いしますね。」


木兎「『こちらこそ!』」

松川「流石だよね。」
花巻「それ。んで次は新郎からの言葉だわ」

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