第10話

悪夢 ☆
6,429
2019/08/19 12:23
私は、炭治郎と付き合っている。
炭治郎の性格だからとても大切にしてくれている。本当に愛しい恋人だ
だけど...時にいやな夢を見ることがある。
炭治郎が消える夢だ。
私と炭治郎は鬼殺隊をやっている。
だからこそ、お互いに死は覚悟している。
それでも...ここ毎日、炭治郎が自分の目の前から消えていく夢を見るのだ、どれだけ追いかけても追い付かなくて、心配でたまらない
あなた『また...まただ、、、炭治郎ぉ...』
私は思わず泣いてしまった。
あなた『炭治郎ぉ...いなくならないで。お願いだから...』
私が一人で泣いていると、突然声が聞こえた。
???「あなた? 泣いているのか?」
あなた『っ!!   た、炭治郎...う、ううん!大丈夫...』
炭治郎「あなた......無理をするな、あなたからは今、悲しい匂いがする。」
炭治郎は鼻が効くそれを忘れていた。

炭治郎にはきっと嘘はつけないだろうと思い正直に話すことにした。
私が口を開こうとすると炭治郎が

炭治郎「そっちに行ってもいいか?」

と聞いてきた。私は自分の泣き顔を見てほしくなかったが、炭治郎の顔を見たいと思う自分もいた。

あなた『うん...』

私は気づけば返事をしていた。
炭治郎が障子を開けて入ってくる。
月明かりに照らされた彼の顔は何時にも増して色気があるように見えた。
炭治郎は私の横に座ると心配そうな顔で私を見つめてきた。
私は暫く黙りこんでいたが、口を開いた。
あなた『最近、炭治郎が.........消える...夢を見るの......炭治郎が消えることなんて......ないのはわかってるけど...心配なの......』
私は一つ一つの言葉を繋いでいくようにゆっくり話した。
その時炭治郎は黙って聞いてくれていた。
炭治郎「そうだったのか…心配させてすまない。」
あなた『うんん...炭治郎は悪くないよ...
でも、また嫌な夢を見るのはいやだから.........その…』
炭治郎「どうした?」ニコッ
あなた『あ、えっと............一緒に......寝て欲しいです......』
炭治郎「......っ!?   あ、あぁ。良いぞ......」
あなた『あ、ありがとう......』
はたからみたら初々しいカップルに見えるだろう。
だが、此方側としては心臓バックバクだ。

炭治郎は私の布団の中に入ると優しく抱き締めてくれた。
あなた『あっ、炭治郎...ありがとう...』
炭治郎「ああ...全然、大丈夫だ。」
炭治郎は、私をいっそう強く抱き締めてそして...額に接吻を落とした。
あなた『っ......~!!』
炭治郎「あなた、愛してるぞ。心配しなくて大丈夫だ。」
あなた『ありがとう、、、お休み炭治郎っ』
炭治郎「あぁ」
翌朝
???「あなたちゃ~~~~ん💕」
誰かの声がする...この声は。
???「炭治郎ぉぉぉぉ!!!!!!?????」
あなた『ぜ、善逸?!』
炭治郎「善逸!」
善逸「炭治郎ぉ......お前ぇ!!!!」
あなた『善逸!やめてぇぇ!!』
屋敷じゅうに三人の大声が響きわたって、何かあったと勘違いされて大事になりました。

プリ小説オーディオドラマ