第2話

オタクちゃん1
332
2023/12/29 08:28



あなた
……は、?いやいや、ここ私の家の廊下じゃなくね、?



あなた
こんなに広くねぇぞ?



あなた
……



クルリとさっき自身が出てきたトイレに目をやる



あなた
……うん、私の家のトイレなんだけどな…?(困



あなた
……え…ッ、本当にどこ…?(汗



そう戸惑いながらドアノブから手を離し見慣れない廊下に足を踏み込む



それと同時に自分の後ろからパタンと何かが閉まる音がした



あなた
えッ、やべッ、戻れんくなったら困るッッ!!



考える間もなく振り返り閉まった扉のドアノブに手を掛け一気に押す



その直後ふッと何かが私の頭の中をよぎった



あなた
…( 待って…?扉の色とか違う気が… )



ほんの少し後悔し始めた時にはもう遅い



その見慣れない扉は『ガチャッ』と大きく音を立てて開いていた



あなた
……はッ、?



その扉が開いた一瞬に目に飛び込んできたのは



  .
……



大人数が私の方を見て目を丸くしていた



中には角もつけている人もいた気がする



あなた
……ッ、!?!?



その光景に驚いて反射的に扉を勢い良く閉める



その直後、扉の奥から大きな声が聞こえた



  .
全員戦闘体制ッ!!不審者を捕まえろ!!



あなた
ちょッと待てッ、!?まずいまずいッ(慌



そう慌てていると扉の奥から『ドドドドッ』と大人数が走ってくる様な音がした



あなた
どッ、どこか部屋…ッ、…あッ!あそこに…ッ!



運良く近くに一枚の扉があった



何か壁にプレートがかかっていた様な気がするが今はそんなの確認する余裕なんてない



あなた
…ッ!!



私は扉を開け、隠れようと部屋一体を瞬時に見渡し角の物陰があるところにうずくまった



あなた
……ッ、(震



あなた
( 絶対に捕まっちゃダメなやつッ ! )



その数秒後、扉の奥から声が聞こえてきた



  .
おいッ!どこに行った!?早く見つけ出せッ!!



『バタバタッ』と走っていく音が遠のいて行く



あなた
…ッ、ふう…ッ、なんとか大丈夫だった……



そううずくまりながらそう言葉を吐き捨てる



その直後、私がいる部屋から扉の開く音が聞こえた



  .
…ッ!?誰だッ!!



あなた
…!?



ビクッと肩が弾む



  .
……不審者か?喋らないのなら肯定とみなすぞ



あなた
……ッ



私は恐怖で何も喋ることができなくなっていた



しかし、何か温かい空気が体を覆った



あなた
……( まさか … )



あなた
( ここお風呂 ッ !? )



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