瞼を開けると
もう見慣れた天井が目に映る
うーん、何か変な夢を見たような気がした。
不思議なことに、窓は開けていないのに枕元には桜の花びらが一つ、落ちていた。
しばらくして部屋に入ってきた看護師や医者にはしつこいくらい念を押されて、廊下は走らない、勝手に出て行かないなどなど注意された。
どうやら倒れていたところを通院している人が発見し、病院に伝えられたらしい。
倒れた時に強く頭を打ちつけたのか、軽い記憶障害があったから、今日は絶対安静を強く言い渡された
私を追いかけてきた"何か"について聞いてみても知らない、見てないという答えしかなかった
不意に聞こえてきたその声に愚痴をこぼす。
話が長くなりそうだから早々に話題を変える
宿儺によるとこうだ、
人間の「恐怖」「怒り」「嫉妬」などの負の感情が実体を持ったのが「呪霊」。
特に人々の集まる場所、たとえば学校や病院、戦場などでは、負の感情の受け皿となり、呪霊が発生しやすい。
しかも呪霊は呪いだからだいたいは意思疎通ができない、容赦なく人間を殺す。
ああ…通りでキモい見た目してるわけだわ
呪力のない一般人には見ること、触れることも出来ない。
そのため呪霊を視認し呪術を使う才能を持つ"呪術師"が呪霊を祓うために暗躍する。
呪術師は呪いをうまくコントロールして呪いにより、呪いを祓う職業であることを教えてもらった。
どうやら宿儺は呪霊・呪詛師界のトップに君臨する「呪いの王」とやららしい。
ふむ…
…よし、勝った
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。