夜にトイレに行き、洗面台に立つと目の直ぐ下に痣があることに気がついた。
そういえばなんかこんなのあったな
先生が確か…
____
__________
________________
___________________
___________________
_______________
__________
______
え、いや私の顔なんですけど(二回目)
そっか、まだ痣があったんだ
私の美しい顔に傷だなんて…
許さん
そう思ってなぞると急に痣がグパッと開いて鋭い歯と舌が覗く。
危ない危ない、大声を出すところだった
うっえ、指にちょっと触った!キモい!
せっかく洗った手をもう一度洗い直す。
なんなのこれ!
目元に空いた口から声が聞こえる。
キモい、キショい
そういえば起きた時も手に似たような口があった
その時は叩いたけど…
やっぱりキモい
そう言って口の代わりに目が見える。
本当にわかってんのか不安しかない。
そのあと私の悲鳴を聞いた看護師が駆けつけ、ベッドまで誘導してくれた。
明るすぎてちょっと眠れずに目を開けているとドアの前の看護師の声が聞こえる。
…
頭の中では宿儺の大爆笑が聞こえる。
もういいや。寝よう
そして平和に過ごそう。
大人しくて良い子になろう。
決して精神科に連れて行かれないように
そう決意してそっとベッドに潜った。
後は明日の私に託すことにした













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。