その後いろいろな検査をしてもう大丈夫だと退院した日は4月2日になっていた。
いや、もう学校始まっちゃうけどね。
春休みを病院で過ごしちゃったけどね!?
そういうわけで私は誰もいない家に帰った
さっそく届いた制服を着て鏡の前に立ってみる。
さすが制服の可愛さが売りの高校は違う
その場で一回りしてスカートがヒラッと舞い上がる
うんうん、私って可愛い〜!
宿儺の事はクソジジイにも厚化粧ババアも言っていない。
宿儺が言ったら親を殺すと脅してきたのだ。
私としてはあんな人情のかけらもない連中なんか殺されても知らんって感じなんだけどな。
そうじゃなくても大丈夫。
誰が言うか。
あんなやばい見た目のものを飲み込んだら呪いの王と共生したとか言った日には、信じてもらえないか、頭が狂ったかと思われるに決まってる。
それか強制的に入院させられるかも。精神科に。
あの看護師たちの会話は私に根強く残っているからね!
…
え、なんか人生ハードモードになってるんですけど
ゲームオーバーの道しか見えないんですけど
…終わった
頬に現れた口が喋る
最初はキモかった現象だがもう慣れてきた
すると急に私の目元から目が現れて鏡に映る私の姿を上から下までジロジロ見る
え?













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。