「 露の方の出身 」に「 裏路地 」、
そして「 人形を持った子供 」……
妙に気づきたくない既視感が襲ってくる。
適当に選んでこの頁になるとは
随分と運がいいのかなぁ……
それに日記の私は
こんな日々にどうやら恐怖を抱いていた……。
良く此処まで生きてこれたなぁ…と
いい意味で尊敬もするし、罪悪感も増える。
これ以上に原作キャラが
登場しないことを願おう。
ペラペラ……ペラペラ……
耳に紙が擦る音が聞こえる。
毎日日記を書く習慣があったようで、
きちんと毎日書いている。
……そんなお陰で私の精神は
ズタボロ寸前だけれど。
どうやら、前の私は原作キャラに
よく出会っていたらしい。
…それも、偶然には出来すぎなぐらいの確率で。
正直云うと
私の考えでは「 偶然 」ではない、と思う。
偶然過ぎるのだ。
原作キャラに合う確率だけ…高いのだ。
他の物事の運勢は普通だし。
だからこそ
「 必然的 」に起こった事だろうと云う事が
読んでる内に嫌でも察してしまった。
だって私は鈍感では断じてないから。
死体を私が見ても殺させれない。
熱の籠もった視線を向けられる。
いつも後ろから刺される誰かからの視線。
_____此処から考えられるのは、
とても重く大きい愛…そう
「 ヤンデレ 」だ。
…大層、自信があるように見えるかもしれないが
これは証拠と事実が積み重なった結果の結論だ。
原作キャラ達に愛されている、
というのは理解した。
だが「 何故 」かという疑問が
生まれた。
この体の持ち主はこの日記も見た感じ、
どうやら天然だッたらしい。
……だからと云ッて、
彼女が愛されている理由とは限らない。
しかも「 天然 」と云う性格は
必ずしも好かれる性格と云う事はない。
「 私 」を好きだと思っている人。
……江戸川さんを例に挙げよう。
彼はどうやら「 私 」の前に
彼女と交流があった。
なのに「 私 」と彼女の違いについて
全く気づかなかった。
おかしい。
分かるはずの問題が解けないはずがない。
彼がいい例だ。
それに対し、太宰さんは私を怪しんでいた。
太宰さんが気づき、江戸川さんが
気づかないはずがない。
…そこで社長の存在が生まれれば
理解はできるが今回はそれはない。
私は交流がないし、必要性がないから。
_____異能力。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。