使用人から1つの手紙を渡された
手紙には「招待状」と書かれていた
私はそれを静かに受け取った
内容はネスト関係か、家柄関係か…
考えていると前から権兵衛が歩いてきた
私は歩いている権兵衛を引き止めた
そうしてから1つの招待状を渡した
権兵衛は少しの間そのまま招待状を見た
その後、中身を見た
ゆっくりと読んでいる姿を、私はただ眺めているだけだった
読み終わると権兵衛はこちらを笑いながら話した
「ありがとう」と話した後、光士郎や純がいる部屋に向かって歩いていった
私は何もすることがない
そのまま自室に向かった
招待状を渡してから、約1時間が経過した
紅茶を淹れ、チョコクッキーを食べながら読書をしていた
部屋は私1人。静かな空気の中で読書をしていた
どうしても静かだと、何か物足りなくなってしまう
けれども、読書に集中しているとそんな心配がない
そんな空気を壊す様に扉が勢いよく開いた
目を輝かせている光士郎と喜んでいる純と権兵衛がいた
どうやらあの招待状はクラウンクレインをパーティーに呼ぶものだったらしい
そして、1人までなら連れて来ても良いらしい
そう話すと私に小さなカバンを渡してくれた
私は必要なものだけカバンに入れ、3人と事務所を後にした
パーティー会場に着くと身分確認として招待状を見せ、中に入った
クラウンクレインは別で用事があるらしく、私は3人と別れた
会場はとても広く、清潔的な場所だった
食事も並んでおり、きっと味も絶品なのだろう
話す事も行動することもないのでそのまま立ち尽くしたり、端を歩いていたりしていた
話しかけてきたのは3、4人組になっている女性だった
まるで嫌味を話すように話しかけてきた
「服が貧乏」や「花散様や八重桜様とは一生お近づきになりない」など、散々の言われようだ
確かに、私の服装は他の参加者に比べれば少し雰囲気に合わない
けれどもそこまで言う必要は無いのでは、の考えていた
その言葉で行動の理由が分かった
私を下げて自分を上へあげようとしている、という事だろう
そんなことをする人が本当にいるとは…と思っていた
3人はきっと断ったり、光士郎も居るし、そのままバッサリと話すだろう
けれども、それど同時に少し心が締め付けられるような気持ちにもなった
きっと「嫉妬」というものだろう















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。