第33話

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2026/01/10 08:15 更新
使用人から1つの手紙を渡された


手紙には「招待状」と書かれていた


私はそれを静かに受け取った


内容はネスト関係か、家柄関係か…


考えていると前から権兵衛が歩いてきた


(なまえ)
あなた
あ   権兵衛!


私は歩いている権兵衛を引き止めた


そうしてから1つの招待状を渡した


権兵衛は少しの間そのまま招待状を見た


その後、中身を見た


ゆっくりと読んでいる姿を、私はただ眺めているだけだった


読み終わると権兵衛はこちらを笑いながら話した


権兵衛
権兵衛
なるほど…とにかく2人には渡しておくよ。ありがとう


「ありがとう」と話した後、光士郎や純がいる部屋に向かって歩いていった





私は何もすることがない


そのまま自室に向かった




招待状を渡してから、約1時間が経過した


紅茶を淹れ、チョコクッキーを食べながら読書をしていた


部屋は私1人。静かな空気の中で読書をしていた


どうしても静かだと、何か物足りなくなってしまう


けれども、読書に集中しているとそんな心配がない


そんな空気を壊す様に扉が勢いよく開いた


目を輝かせている光士郎と喜んでいる純と権兵衛がいた


光士郎
光士郎
あなたのお名前🔍!今すぐ準備をしろ!パーティに行くぞ!


どうやらあの招待状はクラウンクレインをパーティーに呼ぶものだったらしい


そして、1人までなら連れて来ても良いらしい


純
全然その服で大丈夫だよ。軽く荷物をまとめたら行こ


そう話すと私に小さなカバンを渡してくれた


私は必要なものだけカバンに入れ、3人と事務所を後にした




パーティー会場に着くと身分確認として招待状を見せ、中に入った


クラウンクレインは別で用事があるらしく、私は3人と別れた


会場はとても広く、清潔的な場所だった


食事も並んでおり、きっと味も絶品なのだろう


話す事も行動することもないのでそのまま立ち尽くしたり、端を歩いていたりしていた


MOB(女)
あら?貴方、お相手がいないのね〜


話しかけてきたのは3、4人組になっている女性だった


まるで嫌味を話すように話しかけてきた


「服が貧乏」や「花散様や八重桜様とは一生お近づきになりない」など、散々の言われようだ


確かに、私の服装は他の参加者に比べれば少し雰囲気に合わない


けれどもそこまで言う必要は無いのでは、の考えていた


MOB(女)
今日はクラウンクレインの方々が来ているのよ。お近づきになるチャンスだわ!


その言葉で行動の理由が分かった


私を下げて自分を上へあげようとしている、という事だろう


そんなことをする人が本当にいるとは…と思っていた


3人はきっと断ったり、光士郎も居るし、そのままバッサリと話すだろう


けれども、それど同時に少し心が締め付けられるような気持ちにもなった


きっと「嫉妬」というものだろう

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