第2話

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2024/07/21 08:30 更新
細い路地、拳銃を持った人の足元には倒れている人の血溜まりができていた
あなた
何してるの?
私が銃を持っている彼に話しかけると、ゆっくりと頭だけが動き


深海のような深い青紫色の鋭い目に自分が映った


背筋が凍るような、殺伐とした空気


そんな中で私はある疑問を待った
あなた
(あれ?)
なんとなくだが、私はその顔立ちに覚えがあった 


そして、その人は私を見るなり、目を見開いて驚いた顔をした


途端(とたん)にさっきまでの空気感は消え、春らしい少し肌寒い風が細い路地を通り抜けた
satomi
夜帝のお嬢さまがなぜこんな物騒なとこに?
あなた
ここ、うちの敷地です
あなた
(私のことを知ってるみたいだから、一般人ってわけじゃないよね?)
satomi
え?まじ?!
私の言葉を聞き、彼は慌てるように黒色の革手袋をはめたままの手でスマホを取り出してマップを確認した
satomi
ガチか…ほんとに入ってたわ
satomi
この事あなたの親父さんには秘密だよ
口の前で人差し指を立て、困り眉でヘラっと笑った
あなた
え?なんで私の名前?
あなた
(名前だけは公表してないはずなのに…?!)
satomi
ん?それは内緒です
先ほどの困った子犬みたいな笑顔とは違うキザな笑みを見せた後、誰もいないところに「片付けといて」と一言吐いた


すると、私が来た道から続々と黒スーツを着、サングラスをかけた人たちが何十人と現れた


全員が同じ格好をしているのもあり、威圧感がひしひしと感じられる


その中を空のような水色の髪が可愛らしい顔に合う、紺色のスーツを着崩した人が前に出てきた
colol
ちょっとさとみくんさー
colol
人使い粗いんじゃないの?
あなた
(さとみ?どっかで聞いた覚えがあるような…)
水色髪の彼が目線を自分の足元から上にあげるとき私の目線と会ってしまった
colol
って、女の子いるじゃん?!
あなた
え、はい?
satomi
気づくの遅笑
その人は私のことを眉をひそめ、ジロジロと見ると、何かを思い出したように微(ほほえ)笑んだ
colol
あれ?
colol
もしかして、あなたちゃん?
satomi
あっ、
あなた
?!
あなた
二人ともなんで私の名前知ってるんですか!?
colol
あ、っ
satomi
ころん、おまっ、、バカ
ころんと呼ばれた人は明後日の方向を見ながら、「えっと…」と言いながら明らかに言い訳を考えていた
colol
あっ!
colol
僕たちが彗桜組(すいおうぐみ)だから!!
あなた
スイオウグミ?
あなた
(この人なんて言った?…彗桜組?)
彗桜組は自分の組と同じく、ヤクザ内で有名な組の一つ


最近組長が亡くなってしまい、当時若頭だった人が今は組の指揮をとってると前に深刻な顔したお父さんが言っていた
あなた
(たしか、その若頭の名前が“さとみ”だったような……)
あなた
 (ってことは……私の目の前にいるのは…うん、そういうことだよね)
私の前にいる人こそ“現”彗桜組の組長『さとみ』

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