北斗side
まさかほんとにあなたの下の名前だとはおもわなかった
心から人生が嫌になってこんなに深かい傷を負ったのか
俺の頭ははてなと後悔がいっぱいで
何故か申し訳なくなってしまう
朝あなたの下の名前の病室に顔を出したら
そこには、今起きたでおろうあなたの下の名前が
居た。
途端にでた言葉は
あなたの下の名前...起きた?、
だったけど、ほんとに1番最初に伝えたかったのは
起きた?
なんかじゃない
でもあなたの下の名前のことを傷つけたくなかったからか
理由を聞くのが後になってしまった
起きた?...も、悪くなかったかもしれない
あなたの下の名前が険しい表情をしてるから
見ていたら
パチッと
目があった
あなたの下の名前side
はぁ...死ねる方法探さなきゃ
なんて考えてたらまた"ガラガラガラガラ"
と、ドアが空いた
看護師)))松村さん体調はいかがです?
多少は話せるけど、人見知りなので極端に話すって訳でもない
でも、そのせいで、人が気づ付いたら?
なんて、思考にすぐなってしまう
看護師)))それなら、診察室に向かいましょう
どうせ担当医は北にぃ
そんなのわかってるのに...
何故か
"傷をみられたくない"
"聞いてほしくない"
なんて思ってしまう自分がいた
拘束バンドを外してもらって
北にぃがいる診察室に入る
ガラガラガラガラ
話すことなんてない
それもいやだ
だから...
嫌だけど何故か
あの瞳を見ると全部話してしまう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!