第2話

1話 : 初手求婚
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2025/09/15 13:00 更新
桜並木が街を彩る。
私は大学内を歩いていた。

石畳でできている。

洋風の建築には惹きつけられるものがあるなぁ…
視線を下に向けていると前から歩いてきた人と肩がぶつかった。
飴矢 志那 (nns)
すみませ___
???
…やっと見つけたッ
おどろくと結婚してください!!
飴矢 志那 (nns)
…は?



何を言われてるか一瞬分からなかった。
当たってしまった人物はただいま土下座している。


待て待て
一回整理しよう。


ぶつかる(私の不注意)

土下座した(謎)

間髪入れずに求婚された
飴矢 志那 (nns)
(やっぱり理解できないっ!?!?)
飴矢 志那 (nns)
あ、あの立ってください…?
土下座している女性にそう促すとハッとしたかのように顔を上げた。

顔面は悪くない。
むしろいい。

美人という印象を受ける。

ただ言動のせいで今はただの奇人だ。
???
あっ、自己紹介が遅れたのだ!
大神 六花(od)
私は、“大神六花”!
おどろくって呼んでほしいのだ!

土埃を払いながら大神さんはそう告げた。

そして大神さんはこちらに向かってぎゅっと一歩を踏み出す。
大神 六花(od)
志那ちゃん!
おどろくと結婚しよう!
ぎゅっと手を握られ、至近距離で求婚された。

女性に。
大学のど真ん中で。
何故か名前をしっている。






そんな中私が取った行動は…?
飴矢 志那 (nns)
えっ、いや無理ですけど…。
言葉を出せただけでも偉いと思う。

拒否すると大神さんは信じられないという顔をして膝から崩れ落ちた。

皆に注目されている。

とうとうスマホを私達に向ける人まであらわれてきて私は逃げるようにしてその場を立ち去った。
大神 六花(od)
ちょっと!?志那ちゃんを勝手に撮らないで!?


……私は何も聞こえなかった。
ウン
大慌てで教室に駆け込む。

まだ講義は始まっていないようでホッと胸を撫で下ろした。
???
あっ志那!
こっちこっち!
高森 鈴
隣空いてるよ〜
高校からの友達、“鈴”が手招きする。

私はありがたく隣に座る。
準備をしながら雑談をし始めた。
高森 鈴
志那ってさぁ、恋人は作らないの?
飴矢 志那 (nns)
…今のところ作るつもりはないね。
高森 鈴
ふーん…。
高森 鈴
でも何かあったら私を頼ってよ!?
友達なんだから!
飴矢 志那 (nns)
はいはい…w
教授の姿がドアから入ってくるのが見え前を向いた。

鈴も真剣な顔をしてルーズリーフに書き込んでいる。

私も集中しようと姿勢を正そうとした。
???
ち、遅刻しました!!
先程も聞いた声が教室に響いた。

できれば聞きたくない声。
大神 六花(od)
あれ?志那ちゃん!?
私を見つけると大神さんはこちらに駆け寄ってくる。

教授さえも目を真ん丸にしていた。
鈴も困惑している。
高森 鈴
え、え?




私は悟る。


終わった…と

飴矢 志那 (nns)
(……あぁ)
飴矢 志那 (nns)
(さよなら…私の平穏な大学生活…)

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