約束の日当日
先輩が運転する車に3人で乗り、予定の場所に向かった
ソジュンの今までの荷物と、私の荷物を詰めた車
やっぱりどこか寂しい思いがある
{ お〜スビン、迷惑かけたね )
{ こちらの方は? )
{ そうなんだ、ありがとうございました )
{ ソジュナ〜いい子にしてたか〜? )
お兄様に抱っこされながら笑顔で大きく手を振るソジュン
私も先輩も笑顔で手を振った
もうお別れなんだ…
言ってはいけない事を言ってしまった気がして、
速攻、運転席を見た
先輩は顔色変えずに、まっすぐ前だけ見ていた
やっぱり私はいらないんだな…
その後ふたりとも沈黙のまま私の家へ向かった
家に入った瞬間泣き崩れた
⟡.──────────── .⟡
{ おはようございます! )
そうだ、もう終わったんだ
先輩はもう名字でしか呼んでくれなくなっちゃうんだ…
変な感じがする
変な呼び方、変な距離、変な思考
予想もしていなかったお誘い
もちろん行かないわけがない
久しぶりに心臓がうるさかったのを、今でも覚えている
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!