美香ちゃんはそっぽを向いた、ちょっと顔が赤かった
すると、咄嗟に声が聞こえた
そこにはブランコで遊んでいる瑠々ちゃんの姿があった
そして彼女は、手を離した
頬に風が来る
自分の髪も、彼女の髪も揺れる
ああ、瑠々ちゃんは…キラキラしている
キラキラな笑顔で下を見つめてる
本当に…
本当にッ……!!
幸せそう…
私がそう思ってる間に彼女は崖の下に落ちた
私も追って崖から飛び降りる
久しぶりに笑ったかも
なんてね、でも、心から笑ったのなんて
この子達が来てからだ……
彼らに連れられたのか、私も苦笑いをする
時間の流れが早いってのは、この事か
階段をおおってる落ち葉を踏んで階段をのぼる
木は外の空間と同じで、季節と共に葉が変わる
階段の灯りが静かにぼんやりと私達を照らす
赤くて、少しボロボロな鳥居をくぐる
建物の右にある崖っぷちの木に登って腰をかける
そして……
ヒュー
ドンッ!!
綺麗……
とても綺麗な景色が目に映る
異様な光景だ
秋の落ち葉と共に空へ舞った花火
秋っぽいのに
まだ完全に夜になってない、紫がかった空
季節が混ざりあったみたいな不思議な光景
そんな光景に彼女達も見とれてた
その時、私は思った
この子達はどうしたいんだろう
私は…やることが決まった
そのためにもこの子達について行く
私は彼女達に微笑んだ
変わる……戻る……
そして目の前が光った
どうやら、お目覚めのようだ
私は笑顔だった
美香ちゃんは何かを思い出して気分の悪そうな顔をした
あの子私と同じことやってる
本当に面白い子だなぁ
あ、そういえば、ちゃんと聞いてなかった
まぁ、いっかな
そういえば、瑠々ちゃん、何か言いかけてたっけ?
……あーあ、躊躇ってしまった、まあいっか
でも、ちゃんと今度聞かないと
さて、瑠々ちゃんについて行こ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。