放課後
食満先輩が用具委員の子達を集める
「「よろしくお願いします!」」
用具委員の元気な声が響く。
色々と指示を出す食満先輩は、本当に面倒見がいいのだなと思う。
伊作くんがあれほど信頼している理由がよく分かる
食満先輩に着いていきながら色々と考えていると不意に話しかけられる。
食満先輩の慰めに嬉しくなり少し頬が緩む。
面倒見がいいにも程があるだろうと思う
食満先輩から漆喰の道具一式を貰い穴の空いた壁に漆喰を塗る。
…壁に穴が空くって何をしたんだろう
この深さの穴を作るなんて熊並の力なんじゃなかろうか
後輩と思われる5人が食満先輩の方につくが、1年生が揃ってじーっとある方向を見ていた。
私の後ろ側に何かあるのかと思ったが私だったのか
1年生の質問に答え終わると、キラキラとした視線をこちらに向けてくる。
不思議に思っていると少し空いていた距離がぐっと縮まった
少し驚いて目を見開くと、笑いが零れる
自分が必要とされているこの感じがなんだかひどく心地よかった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。