第12話

❄️
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2026/07/31 00:46 更新


















  暫く歩いていると、

  桜の学ランをまたしても引っ張られる感覚がして

  彼女の方を振り向く。












如月(なまえ)
如月あなた
 …… 👉 

   
 どうした?…公園? 








  彼女は公園を指さしていた。




  寄りたいのか?そう言うと

  おそらく伝わったのか頷いたあなた。



  彼女が先人切って公園へと入るから、

  その姿を桜は追いかけた。











   
 急にどうした公園なんて 
如月(なまえ)
如月あなた
 笑 





  あなたは相変わらず笑っている。



  そしてノートを見せてきた。




  「  桜君ともう少しお話したくて…


     いいかな…?  」




  と、きれいな字で書かれていた。









   
 !っえ?あ…おう、 




  桜は驚きながら頷くと、


  あなたはまた笑った。




  座った所はテーブルもある立派な公園だったため、

  あなたと桜は向かい合わせに座っていた。




  彼女は彼の言葉を理解するために

  タブレットを机に置く。


  

 
   
 …悪い、さっきの 

如月(なまえ)
如月あなた
 …… フルフル 





  ゆっくりと首を横に振ったあなた。


  さっきの、とは梶と桜が揉めていたことだ。



  あなたは自分のせいでとか思っているんだろう。




  けれど、そうじゃない。











如月(なまえ)
如月あなた
 (私のせいだから) 
如月(なまえ)
如月あなた
 (…ごめんね、) 
  





  そう書かれたノートを見て、

  咄嗟に違う、と言うがあなたは首を振った。



  耳が聞こえなくなった私が悪いから、と。











   
 …ちげえだろ 
   
 お前は悪くない 
如月(なまえ)
如月あなた
 (…なんで、そうやって言い切れるの?)  





  彼女はノートに書いて見せてくれる。



  なんでって言われても…

  当たり前のことを話すのは

  桜としても少し複雑だ。











   
 耳、聞こえないだけだろ 
   
 あとは全部、一緒じゃねえか 









  そう言うとあなたは

  すごく苦しそうな顔をした。



  











如月(なまえ)
如月あなた
 (…同じじゃないよ) 










  あなたはそうノートに書いて、

  そのままタブレットを置いて去ってしまった。













   
 おい!待てよ!これーー 

如月(なまえ)
如月あなた
 …… 




  耳が聞こえない彼女にこの声は聞こえない。




   
 ックソ…どうすんだよこれ… 







  そう立ち尽くす桜の手には


  彼女のタブレットが握られていた。


















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