かれこれ、1時間位は待っていた。
だが、一向に戻ってこない。
ニコリと笑顔で言うものだから、流石に頭に来てしまう。
これは、僕の作戦だ。
これをすることにより、自殺が解放され___…
余りにも、笑顔で言われるものだから、黙ってしまった。
シエルは地図を広げ、マークの着いたところに指を指す。
地図を頼りにやってきた場所。
そこには、酷く焦げた、でもとても大きなお屋敷があった。
すると、シエルは急にふらりと歩き始めた。
こっそり、ミカエリスと、僕で後をつけていくと、シエルが向かっていたのは、お墓だった。
お墓の前に膝をつき、シエルは言った。
これが、シエルが両親を呼ぶ、最後だった。
ミカエリスは、それを見ると、屋敷の方に戻って行ってしまった。
僕も、一応ミカエリスに着いていく。
ミカエリスは、屋敷を見て、悩んでいた。
呆れた顔でこちらを見るミカエリス。
綺麗に直った屋敷は、周囲に特殊な空気を出していた。
そして、その外見は、今まで忘れていた何かを揺さぶった。
僕が走っていくのを、ミカエリスは後ろから見ていた。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。