第4話

お出かけ
1,409
2019/03/01 23:39 更新
今、私はキヨさんと決めた待ち合わせ場所にいる。

…約束の30分前だが。
あなた
早く来すぎちゃったな…
周りの人が、チラチラこちらを見ている気がする。

や、やっぱ変だった!?

スカート短すぎたかな!?

うぅ、キヨさん早く来て…
キヨ
よ、待った?
あなた
キヨさん!早いですね!
キヨ
あなたちゃんこそw待った?
あなた
い、いえ、今来たところです!
キヨ
…そっか!じゃ、行こーぜ!
そう言って、私の手を取り駆け出すキヨさん。

ま、周りが見てますって〜!!



───────ショッピングモール
あなた
ここは…ショッピングモール?
キヨ
うん!遊ぶのにちょーどいいかなって!
あなた
わぁ…!ショッピングモール、来たの初めてです…!
キヨ
えっ、初めて!?…じゃ、あなたちゃんの行きたいとこ行こっか!
あなた
…!ありがとうございます!私、あそこ行きたいです!
私が指したのは、大きなゲームセンター。
キヨ
よし、行こっ!
───────ゲームセンター
あなた
うわぁっ…!
キヨ
めっちゃ楽しそうじゃんww
あなた
あっ、キヨさん、あれやりましょ!
キヨ
はーいっと…
それから私達は、色々なゲームをした。

1人でも楽しいのに、キヨさんと来るとこんなにも楽しいんだ…!

…2時間後。
キヨ
結構遊んだね〜。まだ、やりたいゲームある?
あなた
うーん…
大体はやったしなぁ…

…あっ!
あなた
あのっ、私、プリクラ撮りたいです!
キヨ
プリクラ…撮った事ねぇんだよな…
あなた
え、あ、ダメ…ですか…?
そっか…ダメなのか…

私は肩を落とす。
キヨ
…あぁもう!撮る!撮るから!そんな顔すんなよ!な?
あなた
…!ありがとうございますっ!
やった!キヨさんとプリクラ!



───────プリクラ機



えーっと、モードは適当でいいよね。
キヨ
ど、どーすりゃいいの?
あなた
えっと、プリ機の指示に従ってポーズを取るんですよ
プリクラ機
はい、2人でピース!
あなた
こんな感じで!
キヨ
な、なるほど!
パシャリ。

シャッターが切られる。
プリクラ機
次、2人でハートを作って!
あなた
こうです、こう!
キヨ
こう?
パシャリ。
プリクラ機
次、彼氏さんが彼女さんの肩を抱いて!
あなた
へ!?
あああ!もしかして、カレカノモードにしちゃった!?
あなた
さ、さささ流石にこれは…!
キヨ
…ほら、早くしねーとシャッター切られちまうぞ?
ギュッと私を抱き寄せるキヨさん。

ちっちちち近いですっ!!!

パシャリ。
プリクラ機
次、彼氏さんのほっぺに彼女さんがキス!
キヨ
あなた
キヨ
…や、やるぞっ!
あなた
えええ!?
キヨ
嫌、か?
あなた
嫌、ではないですけどっ…
キヨ
…じゃ、いいじゃん。ほら
こちらに近づき、少ししゃがむキヨさん。

…えーい、ままよ!

ちゅ。パシャリ。
プリクラ機
OKだよ!ラクガキブースに入ってね!
キヨ
えっと、行こっ…か
あなた
は、はい…
キヨさんの頬に触れた部分が、まだ熱い。

…平常心、平常心。

気にしないでおこう。
キヨ
こ、ここは?
あなた
えっと、さっき撮ったプリにラクガキをする所ですよ
キヨ
え?好きな文字、書いていいって事?
あなた
はい、そういう事です
キヨ
よーし…あ、あなたちゃんは印刷されるまで見ないでね!
あなた
…?わかりました
キヨさんは画面の方を向いてしまった。

私もやろうっと。

…ちょっぴり、付き合ってるっぽくしたりして。

2人の間にハートを描いて…でも恥ずかしいし、やっぱりやめとこ。

普通の、友達同士のプリみたいに…
キヨ
出来たっ!
あなた
わ、私もです!印刷されるまで待ちましょ!
キヨ
おう!
数分後。
キヨ
お、出てきた。はい、これあなたちゃんの分ね
あなた
ありがとうございます、ってえ?
キヨさんのラクガキしたプリには、2人の間にハートがあったり、相合傘してたり。

これ、まるで…
子供
ママー、あのカップル〝びなんびじょ〟ってやつー?
母親
そうねぇ
やっぱり、そう見えちゃうの!?

しかも、美男美女って…!
キヨ
…?どした?
あなた
い、いえ!次、どこ行きますか?
キヨ
うーん…
あなた
どう、しましょっか…
キヨ
あなたちゃん、行きたいとこある?
あなた
い、いえ、特には
キヨ
そ?じゃ、あそこのカフェでお茶しよ!
あなた
はい…!
───────カフェ
キヨ
へぇ、なかなかシャレオツだねぇ
あなた
シャレ…?そ、そうですね!
キヨ
何頼む?
あなた
私は、このパフェで
キヨ
俺…は水で
あなた
お水でいいんですか?
キヨ
俺、コーヒーも紅茶も飲めないんだよねー。皆にはガキって馬鹿にされるw
あなた
へぇ…なんだか意外です
何でも出来る大人、ってイメージだったけど。

実際過ごしてみると色々な面が知れて嬉しい。
店員
お待たせしましたー
おっと、パフェもう来たんだ。
あなた
い、いただきますっ!
ぱくり。

うん、甘くて美味しい。

やっぱり甘い物って正義だよね。
キヨ
…あなたちゃん、うまそーに食べるね。甘い物、好きなの?
あなた
はい、甘い物大好きなんです!
キヨ
そっかそっかw
十数分後。
あなた
ごちそうさまでした…
キヨ
ん。じゃ、行こーか
あなた
はい
キヨ
…あ
あなた
するとキヨさんはこちらに近付き、私の口元を指で拭った。

それを自分の口へ運ぶ。
キヨ
あまっ!
あなた
…っえ、あ…
自分の顔が赤くなっていくのが、自分でもわかった。
キヨ
あ…ごめん、あなたちゃん、嫌だった…?
あなた
い、いえっ…!行きましょっ…!
心臓、鳴り止まない。

どうしよう、これって…?

…その後もキヨさんと遊んだものの、ほぼ記憶にない。

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