今、私はキヨさんと決めた待ち合わせ場所にいる。
…約束の30分前だが。
周りの人が、チラチラこちらを見ている気がする。
や、やっぱ変だった!?
スカート短すぎたかな!?
うぅ、キヨさん早く来て…
そう言って、私の手を取り駆け出すキヨさん。
ま、周りが見てますって〜!!
───────ショッピングモール
私が指したのは、大きなゲームセンター。
───────ゲームセンター
それから私達は、色々なゲームをした。
1人でも楽しいのに、キヨさんと来るとこんなにも楽しいんだ…!
…2時間後。
大体はやったしなぁ…
…あっ!
そっか…ダメなのか…
私は肩を落とす。
やった!キヨさんとプリクラ!
───────プリクラ機
えーっと、モードは適当でいいよね。
パシャリ。
シャッターが切られる。
パシャリ。
あああ!もしかして、カレカノモードにしちゃった!?
ギュッと私を抱き寄せるキヨさん。
ちっちちち近いですっ!!!
パシャリ。
こちらに近づき、少ししゃがむキヨさん。
…えーい、ままよ!
ちゅ。パシャリ。
キヨさんの頬に触れた部分が、まだ熱い。
…平常心、平常心。
気にしないでおこう。
キヨさんは画面の方を向いてしまった。
私もやろうっと。
…ちょっぴり、付き合ってるっぽくしたりして。
2人の間にハートを描いて…でも恥ずかしいし、やっぱりやめとこ。
普通の、友達同士のプリみたいに…
数分後。
キヨさんのラクガキしたプリには、2人の間にハートがあったり、相合傘してたり。
これ、まるで…
やっぱり、そう見えちゃうの!?
しかも、美男美女って…!
───────カフェ
何でも出来る大人、ってイメージだったけど。
実際過ごしてみると色々な面が知れて嬉しい。
おっと、パフェもう来たんだ。
ぱくり。
うん、甘くて美味しい。
やっぱり甘い物って正義だよね。
十数分後。
するとキヨさんはこちらに近付き、私の口元を指で拭った。
それを自分の口へ運ぶ。
自分の顔が赤くなっていくのが、自分でもわかった。
心臓、鳴り止まない。
どうしよう、これって…?
…その後もキヨさんと遊んだものの、ほぼ記憶にない。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。