第55話

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2023/02/11 12:57 更新
[iemon視点]
iemon
んさん!....ぜんさん!
森の前を歩いていると、森の中に行こうとしていたぜんさんに「助けて」と呼び止められ、俺は森の中に入っていった。

入って早数分、一向にぜんさんが見当たらない。目安として前あった小屋に向かっている。

前、森に入っていったメテヲさんを見つけられたのは、森にいた謎の子供のお陰だった。でも、その子供すら何処かに消え、あの後一度もあっていない。いくら走っても息切れしないで名前すらも聞き取れなかったが、果たして今は無事なのか。そもそも何者だったのか...謎しかないがその子供も居ない今、あの小屋に辿り着けるかわからないが...

それに、此処に前居た怪物もきっと未だ居るだろう。今の俺にはあの魔術が組み込まれている糸も完全ではなく、何故か投げれたメテヲさんの頭の輪も無い。出会ったら死を覚悟しておこう。
iemon
ぜんさん!何処ですか!
iemon
ぜ────んさん...
冷静に考えると大声出したらあの怪物に気づかれるかもしれない。

気がつくような声で、少し大きさを控えた声にしておこう。

安全に大声出せたら良かったけど...俺は出来ないからなそんな器用なこと

無闇に動き回るのもアレだが、今はそうするしかない。何か目印にあるものがあって欲しいけど、ただの森にそんなのがあるわけない。

何もない=迷ったら終わりとでも考えておこう。あれ?そう考えたらなんか胃がキリキリしてきた...
数分後...
iemon
(あー...なんもねー...てかぜんさん何処行ったんだ...)
iemon
(絶対迷ったよなこれ...)
ひたすらぜんさんを呼びながら歩いたが、いっこうに見つかる気がしない。

喉が可笑しくなりそう。まじで。
iemon
(てか帰ってこないとメテヲさん困惑するよな...)
iemon
(せめて起こせばよかったか...?)
頭の中で色んな選択肢がぐるぐる回る。

思わず足を止め、暫く考え込んだ。
iemon
(いやでもなぁ...起こしたら起こしたらで色々あるからな...)
iemon
(...考えてる暇あったら動い────...)









グォォォォォォォォォォォ!!
iemon
...あ?
今何処かで何かの雄叫びっぽいのが...
iemon
────ッ!









ザッ








ザッ









ザッ









ザッ...











怪物
グアォォォォォォォォォ!







...俺のすぐ真後ろで、あのときの怪物が雄叫びをあげながら向かっていた。

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